2021年5月16日日曜日

シケ寿し

 今日も寿しを巻きました。江戸前の巻き物。


もとは、時化で魚が入ってこないから、ありあわせの材料で巻く、苦肉の策から生まれた、シケ寿し。

やがて、これが、美しさを競うようになり、関西とも違った巻き物へと発展。

メシは、卵の黄身、梅やケチャップの赤で色つけ。

細巻きにした後、刻んだキュウリと合わせて、太巻きで巻く。

太巻きは、四角く巻いたほうが、しっかり巻け、見栄えがいいことがわかりました。

しっかり、ぼんやり巻くのがコツのようです。

「上り藤」とか巻いてみたいのですが、かなり難しそうです。

いろいろ巻いて、出来上がりの構造を理解する必要あり。

海苔巻きだけでなく、薄焼き卵の、「の」の字巻き。

味は、旨いかというと、ほとんど炭水化物なので、微妙でした。

時化のタネには、しめサバ。(下段)

これは、一番旨い。


現代では冷凍技術があり、鴨川沖ヤリイカ。

スーパーで、マグロ赤身。

お茶は、静岡産の煎茶に替えました。


高いお茶には、旨味や、甘味のテアニンが多く、寿しの味の邪魔になります。

甘味を抑えた渋みのあるお茶が、寿しに適しているようです。

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