2014年12月31日水曜日

東京湾酢ダコ

大晦日の朝、前回、東京湾で釣った正月用マダコを、調理しました。

釣れた状態のまま、冷凍保存していたマダコ。
凍ったヌメリをバリバリ剥がすイメージでいたのですが、難しく断念し、水につけて解凍1時間。

解凍後、ヌメリの半分は、水に溶けて流せました。
残りのヌメリは、塩分少な目、片栗粉をまぶし、手もみしました。


ヌメリのほか、吸盤についた汚れをとるのが目的ですが、千葉県側でとれたマダコは綺麗なもので、ほとんど汚れはついていません。


水で洗い流し、目玉とくちばしをとりました。
足1本、生の刺身で食べたくなりましたが、縁起物のため、足8本つけたまま、茹でタコに。

セピア色の東京湾マダコ色。
小さいなべに移し、米酢、寿司酢、しょうゆ、みりんにつけこみ。

裏返してまたつけこみ。


午後、クラーボックスに入れて、実家に帰る予定です。

本年も、ありがとうございました。来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
次回、初釣りは1月4日を検討しています。

2014年12月28日日曜日

平塚LTアマダイ

月齢 6.1(中潮)

砂泥底の貴婦人、アマダイを釣りに、平塚庄三郎丸さんまで、スクーターで行ってきました。
事前に、釣納めの釣り物として、いろいろ考えました。

網代の半夜イカブリとか。

ただ、シロアマダイとアカアマダイを両方釣って、紅白歌合戦を観るというのをやってみたかったので、アマダイへ。

前日、深海釣りマニュアルを参考に、仕掛け作り。

ラインは、ヤリイカ用のものを流用。
幹糸5号、ハリス3号、
釣具屋で、購入してきた、チヌ針3号、4号の組合せ2本針仕掛けを、5セット作成後、掛枠で保管。

翌日、4時起床。
気温は、なんと零下。マイナス2度。

毎度、寒い中、防寒対策の成果が楽しみになっていますが、今回が、一番寒かったです。

零下では、指先の防寒対策が、難しい。
スクーターは、ハンドルカバーをつけ、オッサン仕様としていますが、今回は、これも役に立ちませんでした。
零下では、グリップヒーター、電熱線グローブが必要かもしれません。

現地到着。
出船7時。同行は、A師。


あっという間に時間が過ぎ、2人とも本命ボウズ。


釣納めでは、よくありがちな展開で終了。

午尻下がりで終わり、来年、羊に期待。

<釣果>
タマガンゾウビラメ 6枚
クラカケトラギス 3匹
ヒメコダイ 1匹
ヒメジ 1匹
カナガシラ 2匹

アマダイは待ちの釣りではなく、攻めの釣り。
エサ取りでも、大小問わずアワせる姿勢が重要とのことで、これに徹したところ、外道は五目およびツ抜け達成。


寒い冬の釣りのいいところは、クーラーなしで、氷が溶けないこと。軽いソフトクーラーボックスが重宝します。

<釣具>
ロッド・シマノLIGHT GAME CI4 Allegro TYPE82 M175
 PEライン・2号
リーダー・30LB
リール・シマノカルカッタ800F
自作仕掛け&船宿仕掛け
今回、先調子、カワハギ・カレイ・マルイカ用の竿を使用しましたが、誘って小さいアタリをとる釣りには向いていると思いますが、アマダイの三段引きをいなすには、硬く、2回本命のアタリをバラしました。

<食>
外道づくし。


刺身を、酢・オリーブ油、わさび醤油につけて食べました。

2014年12月26日金曜日

アコウダイの寿司

日曜日のアコウ五目で、本命ボウズとなりましたが、右隣のお客さんからアコウダイをいただいて帰宅し、冷蔵庫で寝かし、木曜日に食することにしました。

前回は、3日目で食したのですが、少し物足りず、今回は、4日目。

できれば1週間寝かしたほうが、甘みがでて、いいと言われています。
ただし、保存には、それなりに注意が必要とのこと。

4日目にもなると、飛び出た目も、回復。

これが、メヌケ類の本来の目。

これは、当日のメヌケ

以前、ヒラメのエンガワの寿司をやったときに気づいたのですが、魚は寿司が一番かもしれません。

寿司と刺身定食の違いは、シャリに酢がはいっているかどうか。
この酢が、魚料理には重要だと、自分で寿司を握ってみて、再認識しました。

さらに、ちらしよりも、にぎり。

シャリと刺身にサンドイッチされる、わさびの効能。
このわさびが、舌に触れたとき、最初の醤油と、段階を踏んだ味わいが、にぎり寿司という料理手法によってうまく演出されているのだと・・・。



アラは、味噌汁にしました。


秋田県出身者が、ランチタイム時()、「秋田では、正月にキンキを食べるけれど、少し焼いてから、味噌で煮込んで食べる。これがすごくおいしい。」と話していたのを聞き、やはり、味噌ベースだろうと。

※ランチタイム時:「ランチタイム」という垢抜けた単語の「タイム」と「時」が被ってます。

頭の部分は、甲殻類を思わせる味わい。
とろみのある味噌汁も、おいしかったです。

ところで、最近釣った魚で、印象に残っているのは、スミヤキと、寒グレ。
イシダイは、少し味気なかったですが、寒グレは、わかりやすい味。

高級魚は、きめ細かい風味があり、言ってみれば無味。

寒グレは、高級魚ではないと思うけれど、脂が乗ってて旨かった。

そして、スミヤキ。
最近、頭を茹で、ラーメン用のだし汁をとりました。

その際、味つけなしで、茹でた頭をそのまま食べてみたのですが、これが旨かった。
スミヤキは甘みがあって、味付けなしでいけることを発見しました。
とくに、ほほ肉。

鳥ももと鳥皮を混ぜたような、深海魚の食感。

2014年12月23日火曜日

東京湾マダコ

月齢 1.1(大潮)
正月用・東京湾ブランドマダコを釣りに、浦安吉野屋さんまで、スクーターで行ってきました。
6月に、はじめて釣って以来、2回目となります。
手釣り用の木枠に巻かれた渋糸は、無料レンタル。
テンヤ1個900円で購入し、支給されたえさ(カニ)をセット。
カニのテンヤへの装着は写真のように、クロスに巻きます。

裏側は、糸止め部分に被さらないよう注意。

23年ぶりのマダコ大発生で賑わいを見せた今夏ですが、年末が近づくにつれ、水温は低下し、難易度が増すことで、ブランド性も高まります。

夏は、本牧周辺等、湾奥近場で釣れていたと思いますが、今回は時間をかけ、竹岡沖周辺へ。

前半、下げ潮では、ポツリポツリと、夏よりも型のいいタコがあがっていました。
その後、潮どまり、13時もすぎて、上げ潮にかわるころ、ほとんどの人が1杯づつキャッチ。

しかし、私には、いっこうに、アタリなし。

時間はあっという間に経過し、もう終盤。
悪あがきで、カニの脚をハサミで割り、カニエキスでタコを誘き寄せる作戦を試みたところ、ようやく、明確なアタリ。

しかし、アワセるものの、空振り。

「アワセる際、手を上げ、後、手を下ろしてしまうため、そのタイミングでバラしてしまう。そうではなく、アワセた後、テンションを維持して手繰るように。」と、右隣のお客さんからアドバイスをいただきました。

その後、船長から、「時間も過ぎてるけど、あともうひと流しして終わりにします。」とアナウンス。

最後のひと流し。

正直、ボウズを覚悟しました。
思えば、直近、2回連続、本命ボウズ。
タコ釣りでは外道は釣れず、今回釣れなかったら、タコ丸ボウズになってしまう。
タコを釣らなきゃ、正月を迎えられない。

しかし、その展開は、リベンジしても、連続タコ丸ボウズになりがちな、いやな流れ。

釣れないときは、何をやっても釣れない。
しかし、釣れるときは、最後のひと流しでも釣れる!
と思い直し、投入。

アタリ。

身体を、斜に構え、右手で引き寄せるようにアワセ、すぐさま左手で手繰りよせたところ、うまい具合にタコが乗りました。

右隣のお客さんにタモをとってもらい、「ボウズ解消!

マダコ降臨。
天から降ってきたよう。
赤く電気が走るように、
赤いジャケットが映りこみ。
<釣果>
マダコ800g 1杯

<食>
お客さんに教わり、正月までの保存法として、そのままビニールに入れて冷凍保存。
イカと同じ。
塩もみせず、内臓もとらず、そのまま。
タコのぬめりが保存に効くそうです。
解凍後はぬめりも綺麗にとれるとのこと。
なお、ボイルした後に冷凍すると、味が落ちるそうです。

<P.S.>
夏は根がかりに悩まされましたが、冬は、根がかりしても、持ちこたえました。
カニ餌も、足がボロボロになりながら、そして、テンヤも、最後まで持ちました。
根がかりで、針先が甘くなっているため、シャープナーで研いで、来年も使いたいと思います。


2014年12月21日日曜日

三崎アコウ五目

月齢 28.6(中潮)

アコウ五目を釣りに、三崎港北条湾いわき丸さんまで、スクーターで行ってきました。

船中:0〜2匹(1〜2.5kg)、7人で計8匹。アコウボウズ2名。水深450m。

7時30分出船。
出船前に、ステッカーをいただきクーラーボックスへ。

仕掛けをセットしスタンバイ。



1回目、アタリなく回収。
リール巻き上げ時、どうも、ラインが左半分に偏って巻かれているようです。

よく見たら、ラインがレベルワインダーに通っていなかったようです。
この状態ゆえ、右半分には巻かれない。

もうすぐ左側スプールから、ラインがはみだしそうな勢いの時に、船長に助けてもらい、糸通しピンで右に引っ張りながら巻上げ、事なきを得ました。

その後、船長から、いろいろ基本をレクチャーしてもらいました。

●ヨリをとりながら、仕掛けを回収する。
●洗濯バサミのセッティング方法。(ロッドキーパーにセット)
●底のとりかた。着底後、30m巻いて、糸ふけをとる。また底をとったら、2m間隔で巻き上げ調整。2mの変動は500m深海ではごくわずかとのこと。
など。

また、今、使っている竿は、キンメならいいが、アコウには柔らかいとのこと。
柔らかい竿の場合、底たたきが難しいようで、アタリもとりにくいようです。
アコウの基本竿を見せてもらいましたが、こん棒のように硬かったです。

前半の投入で、左隣のお客さんが、大きいアコウを2点掛け。2回のアタリを事前に認識し、実際に2点あげていました。

反対側のアコウ初チャレンジのお客さんも、2点掛け。私よりも柔らかい竿で、アタリはわからないが、巻いたらついていたとのこと。

さらに、右隣のお客さんも、アコウをゲット。

取り残されている中で、沖ギスをゲットしましたが、どうもアタリが微妙。
魚がかかっているときと、かかっていないときの竿の曲がりの違いが、ほとんどわからない。

リールの巻上げ音がやや苦しそうな感じとか、違和感的な手ごたえを感じたときは、オマツリだったりと。

今回、中オモリをつけ、重くしたのが、アタリのわかりにくさの原因だったかもしれません。

結果、沖ギス1匹で、時間終了となりました。

今年はこれで、釣りおさめ。
というには、おさまりそうになく、あと、魚目は別にしても、もう2回。
アコウは、再度、産卵シーズンの来年2月に、狙おうと思います。
三崎もいいところなので、日帰りで行くのは、もったいないと思いました。

沖上り時、右隣のお客さんから、貴重な、アコウをいただきました。
感謝し、帰宅。

<釣具>
竿:シマノ・ディープソルジャー205 I
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 990m
リーダー:VARIVASナイロン90LB
ヨリトリリング:下田漁具9号
ヨリトリチェーン:下田漁具7号
中オモリ:フジワラ 深海丸ライト 30号 ケミブライト

<釣果>
沖ギス1匹

(収穫・いただきもの)
お客さんから、アコウダイ1匹。
船宿からお土産(干物)。

<食>
当日は、お土産キンメの干物と、沖ギスの味噌汁を食べました。

そして、前から気になっていた、沖ギスの肝?
とても、生物とは思えないメタリックな輝きを放っており、以前も気になっていたのですが、今回、摘出。
どうしようか思案中。

2014年12月20日土曜日

深場仕掛けの作成

釣行前日、釣具屋で、深場仕掛けを選びに行ったところ、規定のサイズのものがないため、材料を購入し、自作することに。
 
ハリス14号つきのムツ針18号100本セット、幹糸18号500m、親子サルカン2/0+1/0・100個、掛枠2本。
サルカン以外は、思ったよりリーズナブルな値段でした。
やはり、仕掛け作りの労力が大変だと思います。
 


仕掛けマニュアルで、深海結びという結び方を見ながら、仕掛け作り。

はじめてなので、結構時間がかかります。
1セット作ったところで、深海結びの結び方をマニュアルを見ずに結べるようになりました。
難しい結び方ではないですが、テキパキ結ぶのが、最初は、難しい。

2セット結んだところで、なんとなく要領はつかめたと思います。

しかし、掛け枠にピッタリ合うような仕掛けはできませんでした。

掛枠による投入はしないので、2セットを、自己流適当巻きで、出来上がり。
たるみをベルトで固定。

7本針と、8本針の2セットで時間切れ。
明日4時起きなので、もう寝ないと。

掛枠への巻き方が難しいですが、もうちょっと慣れたところで、うまくできるよう調査したいです。

エサは、船宿で支給されるサバの短冊の他に、ヒラメの皮(裏・表)の短冊、カサゴの皮の短冊、ヒイカを準備して、就寝。

2014年12月14日日曜日

保田沖LTイシダイ

月齢 21.6(中潮)

イシダイを釣りに、保田港村井丸さんまで、スクーターでいってきました。

保田港は3回目、今年、はじめてLTクロダイをやったときに、憧れのイシダイもやっていることを知り、機をうかがって出動。

LTウイリー仕掛けで、イシダイを狙うのですが、意図的に、前回ヒラメで使った、長めの竿を使用。



何を意図していたかというと、関東イシダイ底物師、置き竿三段引きでアワセるというのをやりたかった。

しかし、置き竿では、さえない展開。

えさとりがいて、アタリがわからぬまま、餌のオキアミが、とられてしまうようです。

これに、気づいて、手持ちシャクリをはじめたところ、ようやく、ヒット。

引きが強い!

イシダイか?!

と思いましたが、ウマズラハギでした。はじめての魚。

2回目は、青い目をした、磯っぽい魚、グレ(メジナ)。これも、はじめての魚。

その後、やはりはじめての、キタマクラという、綺麗なフグ(毒魚)。

続いて、ネンブツダイ、ベラ、カサゴと、五目は達成できたものの、かんじんのイシダイは釣れず、時間終了。

さすが、イシダイ、憧れの魚は、そう甘くなく、次回チャレンジの課目()が増えました。
※次回チャレンジの課目:キハダ、アオリイカ、シイラ、大きいメヌケ類、イシダイ

今日は、水温低下、潮流れずで、厳し目の展開だったとのこと。

沖あがりの際、隣のお客さんが、これ、よっかったらどうぞと、貴重なイシダイをいただきました。加えて、カワハギまで。

感謝し、帰宅。


<釣果>
ウマズラハギ、グレ(メジナ)、カサゴ、ベラ、ネンブツダイ、キタマクラ
収穫(いただきもの):カワハギ、イシダイ
背景1マスは30cm

<釣具>
ロッド・がまかつタイドスター50号 2.7m
リール・シマノカルカッタ800F
PE・2号
リーダー・バリバスVEP30LB1ヒロ
仕掛け・ライトウイリー3本針、ハリス2号
ビシ・40号
エサ・オキアミ

<食>
当日は、ウマズラハギとカワハギの肝あえ刺身を食べました。

2014年12月7日日曜日

飯岡ヒラメ

月齢 14.6(大潮)

寒ビラメを釣りに、飯岡、梅花丸さんまで、スクーターでいってきました。
昨年に続き、2回目の寒ビラメ釣りとなります。

A氏が、船宿ホームページの最近のヒラメ釣果を、調査・吟味しチョイスした船宿に予約。
平均的に、スソでも手堅い釣果が出ているようです。
(後になって知ったのですが、10年以上前に、兄と、はじめて行った船釣りが、梅花丸さんでした。)

A氏は、前日、風邪で熱が出て、断念となり、単独釣行となりました。

今年一番の寒波が日本列島を襲う中、朝1時30分に起床、2時~4時、一番寒い時間帯に、スクーターで目的地へ。

ミズノ・ブレスサーモ(中厚手)と、モンベル・スーパーメリノウールタイツ(中厚手)で防寒対策しましたが、高速走行は、指先冷たく、ほっぺたがしもやけになりそうでした。

現地の、寒ビラメ釣り自体は、海水が、ぬるま湯のように暖かく感じるほど、往路は過酷でした。

当日は、コマセ真鯛、ワラサ、ヒラメ用に調達していた、2.7m置竿専用ロッドを初おろし。

昨年は、ライトタックルで臨みましたが、今年は、ノーマルタックル、置き竿スタイル。

今年、マゴチマグロ・ワラサ深場を経て、置き竿釣法の利点に注目しており、当日は、置き竿に徹しました。
それというのも、最初は手持ちでやっていたのですが、反応なく、その後、置き竿にしたら、釣れはじめたからです。

置き竿のほうが、泳がせの生きイワシが自然に泳ぐのだと思います。
むしろ、変な誘いで力を加えると、イワシが弱ってしまうので、置き竿が有利なのかもしれません。

微妙なアタリと、根がかりの時、イワシが暴れている時の区別は微妙で、アワセても空振りするので、向こうアワセで、竿がしっかり曲がるのを確認してから、アワセるようにしました。

9時51分時点

置き竿任せの、向こうアワセ、電動リールという釣りスタイル。

その釣りスタイル、面白いの?と言われると、釣果が伴えば、ゆったりと食事ができ、タバコを吸いながら、置き竿の竿先に注目しているのも、悪くない()し、電動リールでも、釣り上げ時は、手持ち手巻きで楽しめました。
※ちょっと目を離しているときに、竿が、すごい角度で曲がっていて、慌てて取りに行く時などが、置き竿釣法の醍醐味ですが、根掛かりだったりすることも。

10時46分時点

最後に、5枚目が釣れて、終了。
11時35分時点


沖上がり後、船宿で、お弁当をいただき、帰宅。

<釣果>
寒ビラメ5枚
一番大きいので、52センチ、1.5kgでした。

<釣具>
 ・がまかつタイドスター50号 2.7
 ・シマノフォースマスター2000MK OCEA EX8 4号330m
 ・バッテリー:プロックス(PROX) リチウムイオンバッテリー10400mA LIB10400
 ・オモリ60号

<食>
当日、ヒラメ5枚を5枚おろしに、さばきつつ、中落ちをほじって刺身で食べました。
初日は、まだ硬直しているので、イカのような味と歯ごたえ。

翌日、1日寝かした刺身と、皮周辺を味噌汁にして食べました。

その次の日、2日寝かした刺身で、寿司を作って食べました。

ヒラメは、高級魚という認識は、あったのですが、これまで、あまり意識してこなかった、エンガワという部位が、寿司ネタで特に高級ということを再認識し、寿司にしました。

やはり、寿司がおいしいと思いますが、さばいてしまうと、どこが、エンガワなのか、わからない。

「本物のエンガワは、一貫400円くらいして、高級すし屋でも、毎日は置いていない。
100円寿司のエンガワは、深海魚のカラスガレイであり、ヒラメのエンガワこそ、本物!」

そういう話を聞くと、昨年から、もうちょっと、意識して、エンガワを料理し、有難く食するべきだったと。そもそも、ヒラメ釣りしなかったら、知らないままだったと思います。


2014年11月30日日曜日

スミヤキ味噌汁ラーメン

先日、食べたスミヤキ(クロシビカマス)の味噌汁が、あまりにも濃厚で旨かったため、スミヤキで味噌ラーメンを作ることにしました。

麺は、保存食のチャルメラ()を利用しようかと思いましたが、思い直して、なま麺を、スーパーで購入してきました。

<味噌汁の具材>
いつもの、大根、にんじん、玉ねぎ、乾燥ワカメ、あと、えのきたけ。

<料理法>
(1)生麺を、粉おとし程度に煮てから、いったん、鍋から、どんぶりに移します。
(2)鍋のお湯を入れなおし、スミヤキと具材で味噌汁を作ります。
(3)麺を投入、さっと煮て、出来上がり。

中華どんぶりとレンゲは、美濃焼。


スミヤキは、クロタチカマス科()なので、はじめて食べた時は、心配たっだのですが、翌日以降、特に問題がなかったため、今回は安心してスープを飲みきりました。

※ クロタチカマス科の深海魚の中には、多量のワックスを含むバラムツ・アブラソコムツという魚がいて、日本では食用としての販売が禁止されているほど。

前回、煮込むと溶けてなくなったと思っていた身は、今回は、しっかり残っていました。

濃厚な味には、甘みがあり、味噌汁の味はクリーミーな味に変質しています。
味噌汁本来の味が変化するあたりは、アジとかイシモチの味噌汁と同じです。
しかし、よりこってりとした甘みのある旨さがあり、高級魚より、味が濃いと思います。

庶民の味というには、馴染みが少なく、かといって、高い魚でもないようですが、相模湾では重宝されているようです。これも、限られた漁の味というべきか?オキギスもドンコも、小田原カマボコの材料として重宝されているようで、外道でも、いい魚が釣れて良かったと思います。

まだ、冷凍保存している、頭と中骨は、大きな鍋で出汁をとり、1週間くらい使いたいです。

※チャルメラ
昭和41年、私と同じ年に生まれた袋入りラーメン。
袋入りラーメンにおける味噌ラーメンは、「サッポロ一番」だが、醤油ラーメンは「チャルメラ」だろう・・・。
いや、「出前一丁」である。と、漫画「めしばな刑事 タチバナ」で、熱い論争が繰り広げられていますが、特にこだわりがあって選んでいるわけではなく、贈られてきたもの。

<P.S.>
先日から気になっていた、深海釣り用洗濯バサミを、再度作り直し。

100円ショップで、ステンレス製洗濯バサミと、金具を見つけ、ヒモも調達し、見た目を向上。

翌日、12/1(月)も、スミヤキラーメン。今度はチャルメラに挑戦しました。
しょうゆ味の粉末スープをそのまま利用。
ラーメン単体は、懐かしい味がしました。秘伝の小袋も効いています。


2014年11月26日水曜日

アコウの酒蒸し

2晩寝かしたアコウをいよいよ食す時がきました。
もう1日寝かしたほうが、おいしいかもしれないのですが、腐らせたら元も子もないため、安全をとりました。

貴重な小アコウの刺身を摘出。この、ギリギリ感というか、控えめ感。


残り、頭は半分に割り、塩と日本酒100%につけ、サランラップ、電子レンジで7分蒸しました。


ゼラチン状の汁が旨いので、塩分は控えめのほうが、いただけると思います。

あと、気になっていた、洗濯バサミの小物を自作。



洗濯バサミは100円ショップで調達し、いくらでも換えがききます。
PEライン3つ編みの3つ編みの3つ編みで紐を作り、細めのロッドベルトと連結。
連結する部分は、スーツの端切れを用いて、赤い糸で裁縫。

自作感のある小物に満足。



2014年11月24日月曜日

相模湾LTアコウ

月齢 1.6(大潮)
LTアコウを釣りに、平塚、豊漁丸さんまでスクーターで行ってきました。
深海釣りは、はじめての釣りとなります。

昨年、この釣り物を発見したのがきっかけで、深場が、気になっていました。

しかし、A氏から、深場は、超重いオモリの作業を繰り返し大変という話を聞いており、しばらく躊躇していました。

今年になって、いろいろ調べているうちに、LT深場というのは気軽にいけそうだということがわかり、道具を一式揃えて、初チャレンジ。


まずは、はじめての深海釣り、アコウは、顔を見れればラッキーとし、なんらかの深海魚を釣ることを目標に臨みました。

釣り人は、船長を含む6名。
仕掛けは、ミヨシのほうから順番に投入していきます。

1回目は、電動リールの電源をつけ忘れて、投入してしまい、着低後、400mほど、手巻きで回収しました。

お客さんも、船宿の人も親切な人が多く、いろいろ教わり、2回目で、はじめての深海魚をキャッチ。スミヤキ(クロシビカマス)と小さいドンコ(チゴダラ)の2点掛け。

4回目も、ドンコ。
その後、船中、前方のお客さんが、いい型のアコウをキャッチ。
6回目くらいに、私にも赤い魚が。小さいが、アコウがついていました。オキギスとの2点掛け。

その後、仕掛けを換えて、あと数回。
イメージと違い、仕掛けは意外と長持ちしました。根がかりでオモリを失うこともありませんでした。

ドラグが出ていくひきと、竿の曲がりがあったのですが、巻き上げてみると、釣れていないという状況で終わりました。
この程度の竿の曲がりでは、釣れていないことがある。
途中で逃げられたのか?ある程度の魚がかかったときの竿の曲がりを経験する必要がありそうです。

深場の釣りは、仕掛け投入時は緊張しますが、棚どりは、わかりやすく、置竿でゆったり釣りができ、巻き上げ時間中は、何が釣れているのか想像するとワクワクします。
深海魚は、普段馴染みのない姿形が新鮮で、この釣りは、面白いと思いました。

<釣果>
本命アコウダイ21cm
スミヤキ(クロシビカマス)
ドンコ(チゴダラ)
オキギス

<釣具>
竿:シマノ・ディープソルジャー205 I
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 990m
リーダー:VARIVASナイロン90LB
ヨリトリリング:下田漁具9号
ヨリトリチェーン:下田漁具7号
※9号や7号の強度が必要なのか?と考えましたが、強度だけでなく、重いオモリを背負うので、ボールベアリングの大きさが重要。ヨリトリリングはトラブル防止から、いったん竿尻にかけ、投入、その後クラッチを切るのでダメージが重なります。このためヘビータックルに準ずる号数が一般的と思われます。周りのお客さんがやっていた、竿から吊るす洗濯バサミなどの小物も必要かもと思いました。

オモリ:フジワラスカリー(鉛)300号
※深海ライトは、サメがつくので、外し。
マグネット:第一精工ウルトラマグネット 
深海仕掛け:針18号、ハリス12号
 バッテリー:プロックス(PROX) リチウムイオンバッテリー10400mA LIB10400
※釣り終わった後、4つのチェックランプのうち1つ消費。

<食>

当日は、ドンコの肝(湯通し)、ドンコとオキギスとスミヤキの刺身を食べました。
特に、スミヤキが、こってりとしていて、おいしかったです。世の中には、もっとこってりとした深海魚の刺身があるようですが、これで十分。

この後、味噌汁にしましたが、ギトギトの汁ができあがりました。身はほとんど溶解。こってりとした旨さの正体は油脂。体に悪そうな旨さがあり、食がすすみますが、健康への本能的な危険を感じ、自主規制、汁1/3を惜しみながら捨てました。これで、こってり系ラーメンを作ると最高だと思います。
食べた後は、体に蝋(ロウ=ワックス)のような、うるおいと、若干、目がかすみます。

なぜ、危険性を感じるかというと、信越地方、山国育ちの私が自然に生活していたら、まず巡りあうことのなかったであろう深海の魚。
※上越や富山のマダラは馴染みがあり、タラ汁とか大好きでしたが、この日本海タラも、黒潮じゃないけれど、いずれチャレンジしたいと思っています。

エジプトを起源とする飼い猫には、カツオや、イカをやれても、スミヤキは与えられないと思いました。