2016年5月30日月曜日

ベニアコウのポワレ<食>


ポワレとは、フライパンで焼く料理のことだそうです。

普段やっていることですが、ポワレと呼んだほうが、洒落ていますね。

3月のベニアコウ以来、刺身、握り鮨、漬け、焼き物、煮つけ、味噌煮、しゃぶしゃぶ、すき焼きとやりましたが、やはり、西京漬けが一番旨いことがわかりました。

従って、5月のベニアコウでは、迷わず、半身を西京漬け。

冷蔵庫で5日寝かしたこの食材でポワレをやってみました。

西京焼きに足りないのは、香味と辛味だと思い、ソースにグリーンカレーを用いましたが、ノーマルな西京焼きとご飯で十分だと思いました。

<料理過程>
フライパンにオリーブ油、醤油、みりん、酒をいれ、玉ねぎなどの野菜を炒めます。

残り汁に、西京漬け5日目のベニアコウを入れ焼きます。


水分を飛ばし焦げ目をつける。

炒めた野菜と盛り付け、グリーン野菜を添えて出来上がり。

2016年5月25日水曜日

南房ベニアコウ再び

中潮

ベニアコウを釣りに、南房和田港美智丸さんまで行ってきました。
3月春分の日入りの釣行から2か月ぶりの中潮。

5月に何度か予約を試みるものの、予報が悪かったりスケジュールが合わず、ようやく予約がとれました。

前日23時出発、1時着。
車中仮眠後、4時15分出船。

釣り人は、私を含め3人。
私は、前回同様、ミヨシの席へ。

深海940mを狙い、投入回数は通常4回。

1投目は、アタリらしきものがあるものの、大半の針が餌をとられ、姿見ず。

2投目は、アタリらしきものはないものの、あげてみると、2kgクラスのイバラヒゲ。(船べりリリース)

3投目に、トモのお客さんが、初ベニアコウゲット。

4投目アタリなし。

規定の4投目の段階で、今回はボウズ。
まあ、釣れなくても、深海1000mの釣りは、楽しめました。

ただ、残り時間に余裕があるので、4投目の巻き上げ中に、これが最後の流しになるのか大船長に確認。

「あと、もう1回やる!」とのことで、5投目の予備用仕掛けに餌(ワタをつけたスルメイカ短冊)を装着。

ラスト5投目は、ラインを1150m送り、ゼロテンションを試行。
しばらくすると、明確な抵抗するようなアタリが・・・。
手巻きで確認すると、ズシリと重い。

大船長の合図で巻き上げ。

最後なので、スピード15でゆっくり巻き上げ。

水深270mまで巻いた段階で、他の2人のお客さんの巻き上げが終了しているので、スピードを21にアップ。
しかし、異常に重い抵抗。
スローペースのまま、楽しみな展開へ。

上げてみると、2kgクラスの深海ザメの5点掛け。

ただ、仕掛けの上から5、6本目あたりの水中で、オレンジの物体がユラ~リと。

やった!、ベニアコウ。
今回は、目抜けしていない、目が飛び出ていない。
ゆっくり巻き上げた効果?

黒斑のない、鮮やかな紅+金、口の中は斑灰色、サンコウメヌケでした。

前回はオレンジの下田漁具の夜光クラゲ、今回はピンクのヤマシタパニックベイトにヒット。
針27号は大きすぎるかと思いましたが、小ぶりな3kgクラスでも食いついてきました。


大船長からのアドバイスで、タコベイトは、毎日釣れる色は違うため、同じ色ばかり使わず、5色くらい用意したほうがいいとのことでした。

<釣果>
ベニアコウ3.2kg 1匹
イバラヒゲ2kg級 1匹
深海ザメ2kg級 5匹

<釣具>
1日4、5回しか投入できないベニアコウ釣り。
道具選びは気を使い、高額なため、敷居が高く感じられます。
とはいえ、一度揃えて、釣れれば、元取った感十分の魚を味わえるのが、ベニアコウや新島キンメだと思います。
いずれは、ということなら、今でしょという勢いで昨年揃えました。

竿、リールなど、基本タックルは、ベニアコウと新島キンメを共用しています。
仕掛けが違います。

■リール
CZ-9 12V

ミヤマエ一番人気の大型ベーシックモデル。
新釣力コントロール搭載。
12V仕様でも、最大巻き上げ力75kgと問題なし。
PE10号1600m。
先糸に丈夫で伸びの少ないPE20号茶色10mを連結。

■リールカバー

アマノ釣具製
バッグにはいれず、カバーを装着し、ロッドバットにつけて運搬。


■竿
Vパワーマリアナ210VL

ミヤマエアコウダイ専用ロッド。
アコウダイ、新島キンメ、相模湾ベニアコウ、南房ベニアコウ、相模湾キハダをカバー。

■ヨリトリ器具、中オモリ

最初は物珍しさもあり揃えましたが、現在はシンプルを追及し、ダブルボールベアリングサルカン9号1個(写真右)のみ利用。


■オモリ

700号(鉛600号+100号をビニールテープで連結)
予備として、500号+自作中オモリ200号


■ブランチハンガー
ワンタッチの連結金具。
ダイニーマノットII(15号)で補強したナイロン40号80センチ仕様。

■仕掛け
4投+予備の5投分

8本針、ムツ25号/27号、幹糸40号、ハリス20号
枝1.5m/1.3m、枝間4m/3.6m/3.25m
捨て糸:12号/14号/16号 3ヒロ

ハリスは、取り回しが悪くても、1.5mが良さそうです。
トモから投入のため、針の向きは新島キンメとは逆になります。



■オレンジ夜光クラゲ、ピンクパニックベイト、毛針(オレンジニワトリ、緑クジャク、金糸、赤糸)
 今後は、船長のアドバイスに従い、5色揃えようと思います。


■超大型サルカン

ブランチベアリング装着用。
1cm径で治具の軸にも通ります。
これは深海結びではなく、ダブルクリンチノットで結束。

■通常サルカン+スプリットリング120LB#8でブランチハンガーと連結した図


■集魚ライト

釣果に定評があるミヤフラッシュカプセルFK207。
前後をダイニーマノットII(15号)で補強したナイロン40号で連結。


■自作マグネット、固定クランプ

回収時用。ベニアコウでの投入としての利用は、ハリスが1.5mと長いため極めて難しいです。

■バッテリー
PRPOX LIB-10400

魚がかからなければ、10Ahで問題ないのですが。
外道3kg3点掛け等で、電源が急激に消耗するため、20Ahは必要。
2年目に2台目を追加。
リチウムイオンバッテリーで、防水性、コストパフォーマンスを評価すると、このモデル。
10Ah2台持ちのいいところは、20Ah1台より充電が2倍速く、1台故障時の予備としても利用可能。

■指ゴム、ゴム軍手(指先出し)を使い分け

仕掛け投入時は、針からの防護のため、ゴム軍手を着用。
防刺性能の高いニトリルゴム製手袋を試したところ、水に濡れたハリスが滑り、取り込み時にまったく役にたちませんでした。

■エサ
スルメイカをエンペラを含め縦切り。
縦25cm×横.1.5cmをハサミでカッット。

■大型クーラーボックス
シマノ スペーザ ホエール ベイシス 450
内寸70cm。

前回65cmくらいのベニアコウを入れた図。

行きは、餌つき掛け枠を保冷。

<食>

火を通したほうが食べやすく、特に味噌煮や西京漬けが旨いので、半身は西京漬けにして冷蔵庫に。兜とアラと中落ちは冷凍庫に。

味はアコウダイとアブラボウズを、8:2~7:3の割合で掛け合わせた感じ。
西京焼きは、ほとんど銀ダラです。

刺身は、3日は寝かしてから。
大物よりも、若魚3~4kgの身がキメ細かく、刺身に適しているようです。

3日目、刺身は醤油とポン酢で。
脂に甘みがあります。
ふぐ同様、キッチンペーパーで水分をとったほうがおいしくいだだけます。

ハラモは味噌汁で食べました。

寿司は定番ですが・・・。ネタは火を通したり、漬けにしたり3種、4種で握るとと楽しめます。


しゃぶしゃぶ

キンメ同様すき焼きもいけます。
味付けは煮つけと同じ。
卵につけるかどうかに違い。


禁煙1年目、最近はアルコールも控えているため、飲み物は炭酸水。

南房ベニアコウ(4)アブラボウズ44kg
南房ベニアコウ3回目(2017/3)

2016年5月20日金曜日

便利グッズ、防刺ニトリルゴム手袋、ウォータータンク

便利グッズを調達するため、新宿東急ハンズへ。

まず、ゴム手袋。

普段、仕掛け取り込み時には、指サックを利用しているのですが、不十分なケースがあります。

治具からの仕掛け投入時に、不用意に、もう片方の手を出すと、釣り針が指に刺さる場合があり。

18号くらいの針ならいいのですが、25号、27号の針だと大怪我のもと。
特にハリスの長い仕掛けは、慣れないと、そうなりやすく、要注意です。

また、仕掛けを作成する際にも、締め付ける際に、素手だと痛くて長時間続けることが難しいです。

このため、手を保護する軍手系のゴム手袋を探してきました。

透湿性のゴム手袋など、いろいろありましたが、耐突き刺し性能を重視し、産業用保護手袋をチョイス。500円くらい。

ニトリルゴム、裏メリヤス製。
全ての指先は、ハサミで切りました。

このゴム手袋をつけて、ベニアコウ用の仕掛けを作成。

これで、ラスト・予備5セット目。
指が痛むことなく、完成しました。
指サックと違い、全ての指が保護されるのが便利です。特に、小指部。

※ この後、実釣で使用したところ、取り込み時は、ラインが水でツルりと滑ってしまい、グリップ性能に難があることがわかりました。使用前に、濡れたナイロンラインを手に持ち、10kg以上の加重をかけて滑らないことを確認する必要があります。

他、調達した便利グッズは、ウォータータンク。1600円。

釣りの後、手洗い場所がないシチュエーションを想定。
臭い手で、クルマのハンドルを握れないため、応急処置的にペットボトルの水で手洗いするシチュエーション。

2リットルのペットボトルでいいジャンというと、常備するには、耐久性に問題あり。

このウォータータンクは、しっかりしていて、このサイズ、形は、そのまま冷蔵庫、冷凍庫、クーラーボックスに入れることができます。

2016年5月16日月曜日

掛け枠サイズと仕掛け寸法の関係

市販の下田漁具50センチ掛枠の順巻き15本針を、綾掛けで巻直しても、サルカンは見事に横一列に並びます。
50センチ掛け枠、幹軸間44.5センチ

綾掛けでも、こうありたいと、最近考え、ならばと、同じ仕掛け寸法で作成し、50センチ掛け枠に巻いたところ、どうもうまくいきません。

50センチ掛け枠、幹軸間45.2センチ

サルカンが横3列になってしまいます。
さらに、箇所によっては、巻きにくい一面があります。

幹糸間150センチ、ハリス75センチの仕様なのですが・・・。

もしやと、市販の仕掛け寸法を実測したところ、幹糸間139センチ、ハリス70センチでした。
表示と実寸は違うようです。

この幹糸間の実寸法が、サルカン横並びの秘密のようです。

ハリス長は、幹糸間の1/2程度で、まず、幹糸間が重要であることがわかりました。

実際に、幹軸間の2往復(4倍)、あるいは3倍を、サルカンを含めて実測し、幹糸間を決めたほうが、綾掛けといえども綺麗に巻けるようです。

50センチ掛け枠の幹軸間は45センチ前後、この掛け枠の場合、44.5センチ。

机上計算式は、(幹軸間44.5センチ+アローワンス2センチ)×3倍≒139.5センチになるのか?と。

幹糸間150センチで制作してしまった仕掛けは、45センチ掛け枠に巻き直したところ、しっくりくることがわかりました。

45センチ掛け枠、幹軸間40センチ

幹軸間40センチの間にサルカンが収まれば、まあOK。

45センチの4軸仕様は、融通がきく掛け枠だと思います。
入れ物の内寸、運搬なども考慮すると、キンメはこの掛け枠サイズに統一しようかと考えています。

2016年5月8日日曜日

湘南発ライト深場クロムツ

大潮

GW最終日、クロムツを釣りに、湘南腰越港 多希志丸さんまで行ってきました。

GW中盤は、天気予報の解釈の甘さを自覚しました。

このため、最後は、晴れとか、曇りとか、雨とかじゃなく、「風」がどうかを注視し日取りを決めました。

シロムツ、クロムツはまだ釣ったことがなく、以前から釣りたいと考えていました。
ただ、アカムツと同じで置竿では難しいと考え、今回の釣り物を選択。

港は江の島の近く。5時港開門、6時30分出船。

ほとんどアジビシ用のライトゲームタックルで水深300m以内を狙います。
ラインは350m出ることがあるため、400m巻き5号を用意しました。

船宿支給のイワシ餌は、アゴから針を通します。

1投目は、ノドクロカサゴ。

9時14分、はじめてのシロムツをゲット。

その後、3本針から4本針に変えた途端に、オマツリ。
再び3本針に変えたところ、サバがヒット。

このサバをエサにシロムツを何匹か追加。

12時00分、270m着底と同時に大きなアタリ。

手持ちのまま巻き上げ。

乱暴な引きが続きました。
ちょっと違う魚であることは明らかなのですが、サメにしては暴れ方が乱暴。

あげてみると、メダイとクロムツの2点掛けでした。

メダイはサバと持参したイカの抱き合わせ、クロムツはサバとイワシの抱き合わせに食いついていました。



磨いた十円玉のように銅褐色に輝く、クロムツの貫禄。


<釣果>
クロムツ1匹(34センチ)、シロムツ4匹(小)、メダイ1匹(1.8kg)、ノドクロカサゴ1匹(小)、サバ2匹で五目達成!

<釣具>
・オモリ150号
・竿:シマノLIGHT GAME CI4 TYPE82 H190
・リール:フォースマスター3000 PE5号400m
・仕掛け:幹糸10号(間150cm)、ハリス6号(72cm)、捨て糸6号(100cm)、3本針ムツ17号(細軸GETオリジナル)
・餌:サバとイワシの抱き合わせ、サバとイカの抱き合わせ
・第一精工マグネット

<食>
初日は、クロムツ、シロムツ、メダイの刺身を食べ比べ。
どれも、同じ系統の魚。
期待どおりの、ムツっこい味。(脂っこいという意味)

シロムツも見かけによらず、旨い。小さい割にはパフォーマンスが高いと思いました。

2016年5月5日木曜日

ブランチハンガーとクエサルカン

下田漁具の掛け枠の説明図に、何気なく描かれている、サルカン。


なんと!、サルカンが掛け枠に通っているではないかっ!
さらに、このサルカンに、ブランチハンガーをかけて使用するようです。

いったいどういうサルカンなのか?

5/0くらいのサイズなのか?

以前から、気になっていました。

最近、このスタイルを実現できるサルカンは、クエサルカンであることを知り、上州屋新宿店でGETしました。MLサイズ。

このサルカンを掛け枠に通し、昨年入手したブランチハンガーを掛けたところ、どうもうまくいかない。

チチワに通す際には問題ないのですが・・・・。

サルカンには、締め付けが強すぎるデザイン。
ロープを固定する場合に向いているブランチハンガーのようです。

そこで、新しいブランチハンガーと、新型サルカンを上野毛の釣具店まで行って買ってきました。

上がこれまで使っていたブランチハンガー。
下が今回購入したブランチハンガー。輪の部分が大きめです。

本当は、掛け枠用のソフトクーラーバッグの実物を見るのが目的でしたが、人気商品のため品切れでした。

帰宅し、ブランチハンガーと新型サルカンを試すと、イメージどおりピッタリ。
ナイロン40号+ダイニーマノットII(15号)80センチでの接続例

その後、下田漁具のブランチハンガーを、キャスティング日本橋店で購入しましたが、ほぼ、同じデザインでした。

キンメ用ヤマシタ・ゴムヨリトリ5mm(40号)100センチとの接続例。
備付けのハワイアンフック6号相当で連結。