2014年11月30日日曜日

スミヤキ味噌汁ラーメン

先日、食べたスミヤキ(クロシビカマス)の味噌汁が、あまりにも濃厚で旨かったため、スミヤキで味噌ラーメンを作ることにしました。

麺は、保存食のチャルメラ()を利用しようかと思いましたが、思い直して、なま麺を、スーパーで購入してきました。

<味噌汁の具材>
いつもの、大根、にんじん、玉ねぎ、乾燥ワカメ、あと、えのきたけ。

<料理法>
(1)生麺を、粉おとし程度に煮てから、いったん、鍋から、どんぶりに移します。
(2)鍋のお湯を入れなおし、スミヤキと具材で味噌汁を作ります。
(3)麺を投入、さっと煮て、出来上がり。

中華どんぶりとレンゲは、美濃焼。


スミヤキは、クロタチカマス科()なので、はじめて食べた時は、心配たっだのですが、翌日以降、特に問題がなかったため、今回は安心してスープを飲みきりました。

※ クロタチカマス科の深海魚の中には、多量のワックスを含むバラムツ・アブラソコムツという魚がいて、日本では食用としての販売が禁止されているほど。

前回、煮込むと溶けてなくなったと思っていた身は、今回は、しっかり残っていました。

濃厚な味には、甘みがあり、味噌汁の味はクリーミーな味に変質しています。
味噌汁本来の味が変化するあたりは、アジとかイシモチの味噌汁と同じです。
しかし、よりこってりとした甘みのある旨さがあり、高級魚より、味が濃いと思います。

庶民の味というには、馴染みが少なく、かといって、高い魚でもないようですが、相模湾では重宝されているようです。これも、限られた漁の味というべきか?オキギスもドンコも、小田原カマボコの材料として重宝されているようで、外道でも、いい魚が釣れて良かったと思います。

まだ、冷凍保存している、頭と中骨は、大きな鍋で出汁をとり、1週間くらい使いたいです。

※チャルメラ
昭和41年、私と同じ年に生まれた袋入りラーメン。
袋入りラーメンにおける味噌ラーメンは、「サッポロ一番」だが、醤油ラーメンは「チャルメラ」だろう・・・。
いや、「出前一丁」である。と、漫画「めしばな刑事 タチバナ」で、熱い論争が繰り広げられていますが、特にこだわりがあって選んでいるわけではなく、贈られてきたもの。

<P.S.>
先日から気になっていた、深海釣り用洗濯バサミを、再度作り直し。

100円ショップで、ステンレス製洗濯バサミと、金具を見つけ、ヒモも調達し、見た目を向上。

翌日、12/1(月)も、スミヤキラーメン。今度はチャルメラに挑戦しました。
しょうゆ味の粉末スープをそのまま利用。
ラーメン単体は、懐かしい味がしました。秘伝の小袋も効いています。


2014年11月26日水曜日

アコウの酒蒸し

2晩寝かしたアコウをいよいよ食す時がきました。
もう1日寝かしたほうが、おいしいかもしれないのですが、腐らせたら元も子もないため、安全をとりました。

貴重な小アコウの刺身を摘出。この、ギリギリ感というか、控えめ感。


残り、頭は半分に割り、塩と日本酒100%につけ、サランラップ、電子レンジで7分蒸しました。


ゼラチン状の汁が旨いので、塩分は控えめのほうが、いただけると思います。

あと、気になっていた、洗濯バサミの小物を自作。



洗濯バサミは100円ショップで調達し、いくらでも換えがききます。
PEライン3つ編みの3つ編みの3つ編みで紐を作り、細めのロッドベルトと連結。
連結する部分は、スーツの端切れを用いて、赤い糸で裁縫。

自作感のある小物に満足。



2014年11月24日月曜日

相模湾LTアコウ

月齢 1.6(大潮)
LTアコウを釣りに、平塚、豊漁丸さんまでスクーターで行ってきました。
深海釣りは、はじめての釣りとなります。

昨年、この釣り物を発見したのがきっかけで、深場が、気になっていました。

しかし、A氏から、深場は、超重いオモリの作業を繰り返し大変という話を聞いており、しばらく躊躇していました。

今年になって、いろいろ調べているうちに、LT深場というのは気軽にいけそうだということがわかり、道具を一式揃えて、初チャレンジ。


まずは、はじめての深海釣り、アコウは、顔を見れればラッキーとし、なんらかの深海魚を釣ることを目標に臨みました。

釣り人は、船長を含む6名。
仕掛けは、ミヨシのほうから順番に投入していきます。

1回目は、電動リールの電源をつけ忘れて、投入してしまい、着低後、400mほど、手巻きで回収しました。

お客さんも、船宿の人も親切な人が多く、いろいろ教わり、2回目で、はじめての深海魚をキャッチ。スミヤキ(クロシビカマス)と小さいドンコ(チゴダラ)の2点掛け。

4回目も、ドンコ。
その後、船中、前方のお客さんが、いい型のアコウをキャッチ。
6回目くらいに、私にも赤い魚が。小さいが、アコウがついていました。オキギスとの2点掛け。

その後、仕掛けを換えて、あと数回。
イメージと違い、仕掛けは意外と長持ちしました。根がかりでオモリを失うこともありませんでした。

ドラグが出ていくひきと、竿の曲がりがあったのですが、巻き上げてみると、釣れていないという状況で終わりました。
この程度の竿の曲がりでは、釣れていないことがある。
途中で逃げられたのか?ある程度の魚がかかったときの竿の曲がりを経験する必要がありそうです。

深場の釣りは、仕掛け投入時は緊張しますが、棚どりは、わかりやすく、置竿でゆったり釣りができ、巻き上げ時間中は、何が釣れているのか想像するとワクワクします。
深海魚は、普段馴染みのない姿形が新鮮で、この釣りは、面白いと思いました。

<釣果>
本命アコウダイ21cm
スミヤキ(クロシビカマス)
ドンコ(チゴダラ)
オキギス

<釣具>
竿:シマノ・ディープソルジャー205 I
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 990m
リーダー:VARIVASナイロン90LB
ヨリトリリング:下田漁具9号
ヨリトリチェーン:下田漁具7号
※9号や7号の強度が必要なのか?と考えましたが、強度だけでなく、重いオモリを背負うので、ボールベアリングの大きさが重要。ヨリトリリングはトラブル防止から、いったん竿尻にかけ、投入、その後クラッチを切るのでダメージが重なります。このためヘビータックルに準ずる号数が一般的と思われます。周りのお客さんがやっていた、竿から吊るす洗濯バサミなどの小物も必要かもと思いました。

オモリ:フジワラスカリー(鉛)300号
※深海ライトは、サメがつくので、外し。
マグネット:第一精工ウルトラマグネット 
深海仕掛け:針18号、ハリス12号
 バッテリー:プロックス(PROX) リチウムイオンバッテリー10400mA LIB10400
※釣り終わった後、4つのチェックランプのうち1つ消費。

<食>

当日は、ドンコの肝(湯通し)、ドンコとオキギスとスミヤキの刺身を食べました。
特に、スミヤキが、こってりとしていて、おいしかったです。世の中には、もっとこってりとした深海魚の刺身があるようですが、これで十分。

この後、味噌汁にしましたが、ギトギトの汁ができあがりました。身はほとんど溶解。こってりとした旨さの正体は油脂。体に悪そうな旨さがあり、食がすすみますが、健康への本能的な危険を感じ、自主規制、汁1/3を惜しみながら捨てました。これで、こってり系ラーメンを作ると最高だと思います。
食べた後は、体に蝋(ロウ=ワックス)のような、うるおいと、若干、目がかすみます。

なぜ、危険性を感じるかというと、信越地方、山国育ちの私が自然に生活していたら、まず巡りあうことのなかったであろう深海の魚。
※上越や富山のマダラは馴染みがあり、タラ汁とか大好きでしたが、この日本海タラも、黒潮じゃないけれど、いずれチャレンジしたいと思っています。

エジプトを起源とする飼い猫には、カツオや、イカをやれても、スミヤキは与えられないと思いました。




2014年11月10日月曜日

深海小物

最近、釣りに行けていません。
台風到来、低気圧だったり、土曜日が仕事だったり、日曜日の天気予報がブレて躊躇したりと。

だから今は、深海釣りの情報収集。
12月以降の深海釣りをターゲットに準備を整えています。

深海をテーマにした情報は、ネットサーフィンで収集していますが、体系的なマニュアル本となると、数は少なく、釣り入門書で深海が語られることはまずなく、店頭販売の本では、仕掛けマニュアルなどを参考にしていましたが、まだ、物足りないものがあります。

いろいろ探しまわって、深海マニュアル本を、古本も含め2冊購入。

表紙を飾るのは、いずれもメヌケ類=これぞ深海イメージ

日曜日には、釣具屋を巡り、必要となりそうな、深海小物を入手。

今回は、主に、上州屋池袋店を利用しました。

若いころは、サンスイとかよく利用していた池袋地域ですが、どうしてなのだろう、最近はごぶさたしており、気づきませんでした。
久しぶりに訪れると、船釣り商品は、品揃え、取扱いブランドのクオリティにおいて、池袋が都心で一番かもしれないと思いました。

ここで、サルカンひとつ選ぶのに3時間かけ、その後、深海ライトなどを探し新宿店もまわり以下の仕掛けや、小物を入手。


深海仕掛けは、高強度、ヘビーメタルなイメージが強いです。

7号や9号の135kg強度は必要なのかと思ったりしますが、ヨリトリ効果とか、鋭い歯の魚対策とか、耐久性とか、直線強度以外の理由があるのだと思います。

深場ならではの小物に興味深々で、小間物屋を見て歩くような浮き浮きな気分でチョイスしてきました。

■第一精工王様印最強ウルトラマグネット 強力ネオジウム磁石がネットで安く買えるので、自作するという手もあるようだが、製品化されたものを選択。バネバカリで磁力を量ったところ500g~800gと、やりすぎない程度に強力なマグネット板。5本針~10本針で板が浮き上がるかもしれない磁力。念のため、電動リールなどから距離を置いて保管中。
■仕掛け 5本針18号~20号、対象魚にアコウを挙げている仕掛けをチョイス。
■フジワラ・ボールベアリングスナップ6号 94kg強度
■フジワラ・ワンダーI専用スナップサルカンL 鉄オモリのワンダーIの沈下速度は鉛よりも速いことを最近知った。ならば、安くて環境にも優しいコレだろうと思い、まずは連結部に対応するサルカンを先に入手。インター付でなく強度不安があるという噂もあるが、捨て糸以上の強度があるかどうかを使ってみて確認予定。10kg強度。
■フジワラ・深海用リングS 強度80kg、下田漁具の7号と比較検討し、ライトさからこちらを選択。アコウを対象魚としているが、「実践深海釣り」マニュアル本では、アカムツ、アラで推奨されている。持ち易い10cm径のミヤマエキャラマンリングが本格アコウっぽいが、ヘビーすぎとも思われ。なお、ヘビータックルアカムツのタックルは、ライトタックルアコウに準じるとのこと。
■ルミカ・深海ライト流星II 1200m防水、80kg強度、アコウに強いレッド発色。連結穴が小さく、スプリットリングを使用する場合、70LB(31kg)クラスのスプリットリングとなる。
■ミヤマエ・ミヤライトハンガー:光にちょっかいを出す歯の鋭い魚からガードするチェーン、その他、強度不安の深海ライト、中オモリの取り付けベース用。

小物は、ほどほどなライトさ、コスト的なとっつきやすさから、フジワラ製品に偏った選択となり、この後、深海丸中オモリも追加で選択。


深場仕掛けの強度に合うリーダーを、再度見直し、VARIVASナイロン90LBに結びなおし。

太すぎてもゴワゴワするし、リールドラグマックス25kg、実用1/2と考え、鋭い歯や根にあたりさえしなければ、90LBくらいが扱いやすいのではという選択。
最初は5本針、これに、10LB(4.5kg)のアコウ提灯5点掛するとして、50LB(22.5kg:相模湾キハダ当面目標サイズとも等しく兼用)、90LB結束強度60%として54LBで足りるし、水中での重量は1/6。

ミッドノット18+ハーフヒッチ交互11回、ワセリンをつけて、両手両足締め具を使ってアメ色に変わるまで複数回締め付け。その後、PE部ハーフヒッチ交互40回という、ルアーキャスティング結び。


2014年11月3日月曜日

糸巻き990m

フォーマスター6000番は、10月末には発売されず、秋船カタログにも掲載されていませんでした。発売は、年末っぽい?

従って、いったん見切り、先日上州屋決算セールで9000番を購入。
やはり、8号800m以上必要なのと、10月末にはゲットしておきたかったため。

今日も、再度上州屋に行き、抽選会で当たった金券で、沖釣り仕掛けマニュアルと、300号オモリを買ってきました。

この本、比較的珍しい魚や、深場仕掛け、大物仕掛けまで掲載され、今後の釣りに重宝すると思います。
例えば、クロアナゴ、シマアジ、ソデイカ、シリヤケイカ、アカムツ、アコウ、オニカサゴ、キンメ、モロコなどの仕掛けに目を奪われました。

帰宅すると、ネットで注文していた、PEライン8号1600mバルクが届いていました。

で、デカイ。
高速リサイクラー2.0にセットするものの、ギリギリ収まらないサイズ。
部品数減らして無理やりセット。

リールの説明書を読みながら、PE学習E1を開始。
テンションは「3」ですが、高速リサイクラー2.0のセッティングが不安定なため、軍手をしてバルクスプールを抑え、ハンドテンションをかけながら、巻き巻き。
「3」をキープする姿勢を継続するのは、結構キツク、疲れ、手も熱かったです。

巻いている最中、いったい今、何メートル巻いているのか?、早くもマーカーのカウントを見失いました。

8号900mスペックなのですが、リールのメーター表示で、1000mを超えても、まだ余裕がある感じです。

結局、メーター表示で、1150mまで巻きました。

実際は何m巻かれたのか、気になるところ。
余ったラインを、別のスプールに手巻きで巻いて計測したところ、610mありました。

カウント法は、1色10m5色構成なので、青からはじまり、青だけをカウントし続け13回目の青でちょうど終わることを確認して算出。



算出の結果、リールには、1600m-残610m=990mほど巻かれているようです。
これにリーダーを足して、仕掛けを足すと、1000m超。(ここで、深場な笑みを浮かべてみる。)
ヨリトリリング、チェーン、スナップつきサルカンは、何号を選ぶべきか?
魚種別に、そのあたりが、ぱっとでてこないため、前述の沖釣り仕掛けマニュアルを参考。

PE学習E1は、うまく学習できなかったため、この後、糸巻き学習補正というのをやる予定です。

すでに調達しているディープソルジャー205Iにリールと300号オモリをセットして、アクションカーブを確認。
気になっていた、ディープインパクトテルスタイルRTIのアクションカーブ図と比較。
トップガイドを0番と数え、3番ガイドあたりからの傾斜が特徴的。(※)

※シマノ205Iは、キンメ調子(6:4)としながらも、目感度の出やすい先調子。

その効能は、汎用性。

深場テイストのチェルマーレというイメージを持っており、置竿マグロでも兼用しようと考えています。
4番ガイドまでの傾斜は、アルファタックルRTI300号負荷と同様の傾斜で、3番ガイドから切れ込んでいく、極めて意図的な調子。
先調子というのは、竿先が折れた硬めをイメージしやすいですが、実は、竿先柔らかい。
大きな負荷をかければ、無力となり、力は胴に移りながら、ラインの動きを、これに追随する竿先で見れる点で便利だと思います。
アジビシ系のライトゲームCI4-82も竿先が柔らかく、これが、堅い竿では見れないアタリを見る上で、アジでもヤリイカでも便利だということに最近気づきました。
柔軟な竿先は、オモリ負荷の下限の適用範囲の幅広さにも一役買っていると思います。
このディープソルジャー、実釣が楽しみです。