2015年2月19日木曜日

PE(バルク)と大型電動リール

シマノのウエブサイトから、パワープロデプスハンター1600mバルクが消えていることに気づきました。
かわりに登場しているのが、パワープロZ(3号まで)。
そして、深海で利用できそうなのが、パワープロ ボートゲーム 最大8号まで  54.4kg強度  100×18連結。

年々PEラインの強度は高まり、8号で従来の12号クラスの強度を従来の高強度PEよりもリーズナブルに実現。
強度だけなら、もはや、8号までで十分といえるかもしれません。

細ければいいかといえば、乗合いでは、周りと揃える必要もあり、厄介な問題。
パワープロデプスハンター最大10号強度は、最新パワープロ ボートゲーム最大8号強度よりも0.2LB上。

そして、バルクであることの、お得感。
バルク売り、まとめ売りにより、パッケージングの手間を省くことによるお得感。

メモリのバルク品、ハリス金目一番かせ巻き、PEのバルクがお得というのが頭にインプットされており、バルクが消えるとしたら、気がかり。特に、深海ではバルクは必要要件。

すぐには必要ないのですが、気がかりな、PE1600mバルク10号(59kg強度/ 122.2LB=55kg?)を、ポチっとストック。

一時、PEの縄切対策で、ブラックを検討したのですが、縄切の好きなグリーンとブルーの配色に注意して、先端はピンクとし、リーダーを長めにとることで、対策になるのではないかと考えています。

このPE1600mをどうするか?

いつかは、ミヤマエコマンド9クラス。
今月2月の新製品はまだ販売されておらず、すぐに必要というわけでもありません。
このクラスになると、レンタルを用意する船宿は少なく、ただ、この糸巻き量が必要とされる釣りを、いつかはと考えており。

今は、フィッシングショーでもらってきた、ミヤマエ最新カタログのスペック表を眺めています。
現実的な商品は、この1社のみ。

候補は、新製品CZ-9S、あるいは、従来品でより軽量、スペック的に十分ではないかと考えられるCX-9S。

船宿の電源設備を気にすることもなく、持参のリチウムイオンバッテリーに対応する12V仕様。
※24V仕様の場合は、同じバッテリーをもう1個購入し連結して接続すれば利用可能とのこと。

目的として、塗装で選ばないため、S=スタンダード。
※省略された、ガードアームは重量減にメリットだが、よく考えると、床に自立させるときのボディ保護、不用意にボディやボタンを触ったときの指詰め事故防止、ロープを連結させるときなどに必要。パワーハンドルへの交換、よく見るといい色の水色塗装など、一番人気の標準Z9が、実売価格でのコストバランスかも・・・。

シマノのPEといい、新商品に、「Z」がつく商品が多いですが、「Z」とは、最終番であり、アルファベットの中で、よく言えば、特別、悪く言えば、後がない。

カタログスペック値にはいろいろ疑問があり、理由を考えているところです。

1.機種によって、最新カタログでは、ボールベアリング数が減っている(11個→9個)こと。
2.ドラグ耐力最大110kgは、必要なのか?シマノと違って、巻上げ力よりも、ドラグ力のほうが大きい。この妥当性。

巻上げ力、ドラグ耐力も、糸巻き量によるスプールサイズによって、だいぶ幅がでるようです。
シマノ・ビーストマスター9000と、6000のスペック上の違いも、この計測上の違いと考えています。

40kg巻上げ持続では、ハリス切れする前に口切れするし、その前に、釣力コントロールプログラムは、10kg以上で作動。
根がかりによる糸切りも、痛めないよう、直接リールや竿に負荷をかけないやり方が無難。
計測方法などを見ると、最大値を追求して、この設定になっているのではなく、ルールに従って計測した結果、結果的にそうなったに過ぎないというものである気もします。

最高速100kmの乗り物での100km巡航と、最高速300kmの乗り物での100km巡航は、大きく違うというふうに。

ただ、この大型リール、実物を見ると、やはりデカイし重いというところに、心理的なハードルがあります。

2015年2月15日日曜日

葉山あぶずり港発、沖の瀬根魚五目

中潮

深海根魚五目を釣りに、葉山あぶずり港、愛正丸/まさみ丸さんまで、スクーターで行ってきました。

深海釣りは、これで5回目のチャレンジ、昨年11月から、毎月深海釣りしています。

今回の釣りでは、まだ釣ったことのないクロムツ、そして忘れられないスミヤキ、定番キンメ、最近、その価値を見直したマサバを、目的としました。

3時30分起床。
スクーターで湾岸を利用し、金沢八景を通り過ぎ、1時間15分で現地に到着。
予約は、愛正丸、受付は、まさみ丸、船は、まさみ丸でした。

船べりは厚く、持参したロッドキーパー(ラーク16)が使えないため、ロッドキーパーを借用、マグネットも借りました。

波高く、まずは、三浦半島のちょっと先で、1回目。
アタリなし。

沖の瀬まで行けば、凪るとのことで、波を乗り越えながら、沖の瀬へ。

沖の瀬では、太郎丸さんの青い船を正面に見据え、2回目の流し。

着底後ほどなく、船中3人がおまつりし、巻き上げたところ、3人とも、向かいの太郎丸と、おまつりしていました。

別の船とのおまつりの光景は、一昨年のマグロルアー船以来。

3回目は、サバに遭い、船べりリリースしていたところ、大きなマサバが下のほうにいたので、1匹キープ。血抜きせずにクーラーボックスへ。

その後、左隣のお客さんは、クロムツ、スミヤキなど、ポンポン釣っていましたが、私は、ノドクロカサゴを2匹と、2回目のサバ。

水深270mと、深海の浅場、クロムツ水深のため、クロムツなど黒い魚に、狙いを絞るもののアタリなし。

最後の流しで、オレンジの毛針では、黒い魚は釣れないことに気づき、羽を短くカット。

すると、着底と同時に、大きなアタリが!
オモリを大きく持ち上げ、再度、アタリ具合を確認し、巻き上げ。

巻いている最中も、魚が暴れる反応があり、クロムツかと期待していたのですが、あがってきたのは、意外にもというか、やはりというべきか、キンメでした。

深海釣りは、アタリも巻き上げも、目で楽しむ釣り、魚種や大きさなど、目で判断する必要があることを再認識。

1番2番飛ばして、3番にキンメ、4番飛ばして、5番針にドンコのスレ掛かり、と、歯医者さんみたいにテキパキと、占い師みたいにピタリと当てるようになりたいものです。

<釣果>

キンメ500g1匹(★★★★★)
マサバ3匹(★★★★★)、ゴマサバ5匹(★★★★)
ノドクロカサゴ2匹(★★★★)
※★印、順番は、海の魚大図鑑における食評価順。
サバの価値を見直したのは、このため。ナンヨウキンメ(3つ星)、オニカサゴ、ホウボウ(4つ星)よりも高い。高級魚じゃないけれど、アジも5つ星。鯛、平目、マコガレイ、クロムツ、アカムツは当然5つ星。スミヤキが4つ星で、カツオは5つ星ながら、キハダは3つ星。嗜好もあっているので参考にしています。個人的には、大きいナンヨウキンメは、4つ星だと思います。おいしい魚でも、どこかB級だったり、大味、一般的に認知されていない魚は4つ星、高級魚でなくても、おいしく、広く認知された魚なら5つ星、高い魚や難しい魚でも、期待に反して脂の乗りが悪ければ、3つ星という評価基準か?

<釣具>
竿:シマノ・ディープソルジャー205 I
ディープソルジャーはアタリがわかりにくいと思っていたのですが、ノドクロカサゴのような小さな魚のアタリもわかるようになりました。オモリが底を叩かなければ、アタリはわかりやすく、キンメのアタリなら、明確にでます。
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 910m
リーダー:SunLine B・Gショックリーダー(大物ハリス)130LB(30号)8m
ヨリトリリング:下田漁具9号
ヨリトリチェーン:下田漁具7号
サルカン:フジワラ8号、イシナダ釣工業ステンサルカン3/0号
オモリ:フジワラ鉛300号
幹糸:18号、枝ス:14号/16号
ムツ針:がまかつ、下田漁具、18号、20号、毛針仕立て
エサ:サバの短冊

ハリスは太いと長持ちするのですが、食いはおちると思いました。

また、クロムツ狙いでは、オレンジの毛針は有効ではないことがわかりました。
むしろ嫌っているとも思われ、理由は黒い魚が、オレンジの魚に対してとる習性?縄切魚対策としては有効。
釣れていたのは、普通の銀のムツ針。毛ばりにするなら、縄切魚の好きな、グリーン、青が有効と考えられ。

<食>
前回、日曜に釣ったキンメは、水曜日に食べるとおいしいことがわかったので、キンメは冷蔵庫へ。

当日は、マサバを塩焼きにして食べました。
血抜きしなかったのですが、カツオみたいに、氷水ですぐに冷やしてきたので、味に問題なし。
しっかり火を通しても、赤い血がしたたり、かえっておいしかったです。
血の気の多いマサバの血あいは、当日新鮮なうちに食べるとおいしいと思いました。




2015年2月11日水曜日

東京湾マコガレイ

今日はヤリイカに行こうと、4時起床、その後、少しだけ2度寝のつもりが、深い眠りに陥り、5時間後に、目が覚めました。

天気がいいので、午後便の釣り物を探し、13時出船(2便)の伊藤遊船さんに、マコガレイを電話予約。

テンヤゲームロッド、ライトゲームロッドの2本を選び、ソフトクーラーバッグに、タックルを詰め、東西線に乗り込みました。

電車で35分、妙典駅到着、マックで昼食をとり、徒歩11分、船宿に到着。

受付を済ませ、仕掛け、天秤、オモリを2セット購入。
天秤は、ライトウイリーよりもさらに小さいタイプ。オモリは25号。


桟橋から、渡舟に乗って、江戸川の真ん中に係留の釣り船に乗り移ります。

そこから数10分で近場のポイントに到着。

現場で、ライトゲームロッドのグリップがCI4 Allegro TYPE82M175、竿先がCI4 TYPE82 H190と、組合わせを間違えていることに気づきました。

このため、テンヤゲーム紅牙1本で臨むことに。
下げ潮からスタート。

1本竿、常磐流カレイ小づき釣法でやっていたところ、船長が貸し竿を貸してくれて、いろいろ教わり、東京湾流カレイ置竿釣法へ。

アオイソメは、針に3匹房掛け。
置き竿のオモリは浮かせず、底につける。
置竿1本は遠くに投げ少し糸をたるませる。もう1本は船下におろす。

周りで、ポツポツとアタリはあるものの、そこは、1枚の価値が大きい江戸前マコガレイ、簡単には食いません。

竿先を眺めていると、隣のお客さんの置き竿に大きなアタリがあり。
「あわせちゃダメ、ゆっくりと」、という船長のアドバイスで、45センチの大物があがりました。

私の置き竿については、下げ潮から上げ潮に変わる日暮れ時になっても、ノーピク状態。
船長に、貸し竿のほうの餌づけや、投入など、いろいろ見てもらったのですが、ノーアタリ。

15分、時間延長してもらって、がんばったのですが、ノーアタリで終了。

それでも、穏やかな海で、半日、冬の難しい魚との我慢比べを楽しめました。

1月は釣れていたようですが、午後船の釣果率は50%、午前船はさらに厳しかったそうで、1枚釣れれば喜べる価値の高い魚が、東京湾マコガレイでした。

はじめての釣りであり、複数本の置き竿の釣りもはじめて。
船の場所移動はなく、1箇所にとどまり、置き竿で待つ。
しかし、投入ポイントが悪いと食わないため、スピニングタックルを有効に使う必要があり、しかし、魚と潮の移動を待つことも必要(by あみん)で、複数本の竿も必要。

外道で、ふっこが釣れるようなのですが、今回は餌取りにじゃまされず、マコガレイのみと対峙することができたという点で、価値ある丸ボウズです。

2本竿のどちらの竿に食うか?
長時間に及ぶ、仕掛けとマコガレイの睨み合いの末、隣のお客さんの仕掛けへ。

アタってから、あわせないというのも面白そうなのですが、今回は、経験できませんでした。

餌づけや、仕掛けがらみなど、いろいろ対策する余地はありそうです。

4日後の2/15(日)に開催されたサンスポ カレイ釣り大会の模様は。
天候不良、開催2時間半と、厳しい条件が重なり、大会参加6船中4船が本命の型見ずという結果。ある意味思い出に残る大会ではなかろうか・・・。(伊藤遊船談)

2015年2月9日月曜日

予報悪く、深海仕掛け作り

土曜日、日曜日とも、予報悪かったため、釣りは見送り。

雨降ったので、凍結を恐れ遠出を避けながらも、湾奥発ヤリイカを考えたのですが、結局、2日とも、寝坊しました。

昼に起き、深海仕掛け作りで、休日を過ごしました。

まず、釣り具屋と100円ショップで材料を調達。

♪5のつく日と30日はポイントUPデイー♪、ポイントをためて、お得に買い物をしようよー♪という、妙に耳に残るフォークソングを聴きながら、8日に買い物してきました。


<上州屋池袋店>
 
 フジワラ・ワンダーI(鉄):250号850円(金目用)、300号940円(アコウ用)、下田漁具・金目一番ハリス500m20号(幹糸用)970円、500m16号(アコウ枝ス用)740円、イシナダ釣工業・ステンサルカン2/0号(仕掛け上部用)190円

※フジワラ・ワンダーI(鉄):鉛のスカリーが100m沈降時間30.1秒に対し、鉄でありながら流体効果で、28.2秒と速い。さらに、高価な鉛よりも安く、環境にもやさしい。同じデザインの鉛ならもっと速いはずなのに、そうしないのは、環境への配慮だろうか?ネックは鉛より大きくなるのと、限られた釣具屋でしか、必要な号数が手に入らないこと。縄切魚対策で、ブラックをチョイス。専用のサルカン(10kg強度)が必要と考えられるけれども、最近は、捨て糸のチチワ連結で、対処。根がかり時、捨て糸といっしょにサルカンは捨てられるものなのでサルカン連結を排除。捨て糸は、直線強度よりも、根ズレ対策も考慮し太め16号としつつも、サルカンに深海結びで緩く結ぶことで、幹糸よりは、やや弱い、適度な結束強度を画策。なぜ、16号かというと、枝スとの共用、店頭で並ぶ、下田漁具・金目一番の細いのが16号であること。このため、幹糸は18号から20号にランクアップ。
見た目そんなに変わらないのと、太いほうが、パーマネントしにくく、オマツリ対策、長持ちする。
リーダーを、130LB(30号)にまで上げたことにより、より汎用的・リーズナブルな選択が可能に。

<ダイソー>
 
 カラーゴム108円(掛枠への固定用)、リングフック小108円(予備サルカンホルダー用)

以前作った毛針17本に加え、今日は下田漁具ハリス14号付ムツ針18号の4本にフラッシャーを施しました。

材料がすべてそろったところで、深海仕掛け7本針、3セットを作成し、最近調達した、50センチステン掛枠に、万能巻きでセット。
40センチ枠から50センチにランクアップした理由は、万能結びの場合、ところにより癖がつき、これを緩和するため。40センチでは、折り返しの厳しい状態が、延々と続くケースがあるため、その対策。ステンレスにした理由は、見てくれと、耐久性、船内での、ある程度の重厚感。本当は、紫檀とか、重厚な木材も検討しましたが、釣具屋には置いてなかったこと。

一連の作業に、だいぶ慣れてきました。

2015年2月5日木曜日

リーダーシステム(ミッドノット)

深海縄切魚対策に、130LB(30号)ナイロン・リーダーを、8m結ぶことにしました。

前回、リーダー2m、道糸の端から上3mを切られたため、5m以上、8mのリーダーで対策。

これまで、PEやハリスを切られることはあっても、ナイロンリーダーを切られたことはなく、これを太く長くとれば、対策になるのではと考えました。

ハリスを切られることと、道糸を切られることに、どういう違いがあるかと言えば、オモリは仕方なしとしても、高価なヨリトリ器具は救いたい。
深刻な高切れの経験は、まだないので、確率は低いと考えられるのですが、道糸のちょっと上を切られる確率が高いと思います。
どういうプロセスでそうなるのかというと、沈んでいくきらびやかなヨリトリ器具を追い、すぐそばのリーダーを噛むが、滑り、やがて、道糸にまで及び、歯でこすれて切れるのかもしれません。
そう考えると、間に滑り止めを挟むか、ヨリトリ器具を艶消しにするか・・・。

深海の場合、幹糸30号、先糸は60号など、平気で使われているようなので、今持ってるナイロンリーダーで一番太いものを採用。そして、長く。抵抗も考慮し長すぎず。

また、ライト深海の場合、アルファタックル・アクション「I」のハリスMAX30号を基準として考えました。

太ければ太いで、ゴワゴワしたり、結びが大変だったりします。
(サルカンとの結びはダブルクリンチノット、プライヤーでしっかり締めこんで対応予定。)

道糸とリーダーの結束は、ミッドノット+ハーフヒッチ。(私は、これしかできません。)

<完成形>
PE8号、リーダー130LB(30号)

<道具>
ライトタックルの場合、締めつけは、両手で足りるので、それ用の締め具を利用しますが、太くなると、両手両足を使うため、すりこぎ棒などにスポンジシートを巻いたものを利用しています。

<結び過程>
PE結びしろ50センチ、リーダー結びしろ20センチとります。
ラインに白色ワセリンを塗り、リーダーの束側方向に、PEラインを、21回ぐるぐると巻きます。

ワセリンを塗り、反対方向に折り返して、23回ぐるぐる巻き。ボビンホルダーは使用しません。

リーダーを足に巻き、リーダーの端と道糸本線をいっしょにして、ハーフヒッチで、足方向に少し力を加えて編みこみ。(この工程は、締め込み時のすっぽ抜け対策)

11回編みこんだら、PEラインにワセリンを塗り、締め具にラインを巻きます。
結束部分にも、ワセリンをたっぷり塗ります。

締め具で、ゆっくりと締めつけ。数回に分けて締めつけたあと、本締め。

結束部分のワセリンが熱で揮発し、硬くなっていることを確認。
締めが甘く柔らかいと、ほつれた後、すっぽ抜ける。締めが急激で強すぎると切れる。


PE道糸本線部分のみに、PE先端をハーフヒッチで編みこみ。
輪の上から下から交互を意識しながら、順番を間違えても神経質になりすぎず、手早くバランスよく。

数10回(通常40回、手を抜いても20回)編みこんだら、止め結び/ダブルハーフヒッチを2回行い、余分なラインを切って完成。

切った先を火であぶったり、接着剤をつけたりしない派。
本当は、もっと余分に端を残すのですが、それはそれで、キャスティング、投入時は問題なくとも、巻き込み時に、ガイドリングにひっかかるため、短め。餌釣りの長めリーダー向け。テンヤマダイのときは、もっと端ギリギリのところで切るのが一般的のようです。

リールに巻いた感じに違和感はないです。


2015年2月4日水曜日

深海毛針の作成 (2)

前回作成した、深海毛針(オレンジ)は、沖の瀬キンメで一応の成果を確認できたので、再度作成することに。

仕掛けは、対象魚によって、号数や長さが変わってくるので、手間のかかる、毛針だけをあらかじめ用意しておくことにしました。

今度は、カンつき針(がまかつ)とし、深海結びでの素早い交換を期待。
後、当日以降の針の再利用まで。

実績のあるオレンジの羽を中心に、16号、18号、20号の針。

オールオレンジでもいいのですが、針を置くときに、取り違えないよう、オレンジとオレンジ以外の交互に並べる必要もあり。

毛針と、通常針を交互に並べるパターンと、オレンジ以外の毛針を並べるパターンも検討。

そこで、先日、新宿オカダヤ本店で手に入れたマテリアルを利用することにしました。

特に期待しているのが、蓄光刺繍糸。光を吸収し、深海で光る。

完成形。仕上がりが雑ですが、釣れそうな気がします。
毛針で誘って、サバで食わせる。

ボビンホルダーに糸を通すときに使う糸通しや、電動リールに糸を通すときに使うピンを、よく無くしてしまいがち。
そんなとき、便利なのが、3号ハリス。ハリスを折り曲げれば、糸通しピンの役割を果たします。

2015年2月1日日曜日

蛇口加工

私は、エサ釣りでも、サルカンと道糸の連結には、いったんナイロンのリーダーを介しています。

理由は、結束強度と根ズレの心配、取り込むときに、太いリーダーのほうが持ちやすいからです。

ただ、チチワで連結するほうが一般的で、毎回、結びなおす手間が省けるということで、後学のために、「蛇口加工」というのを試すことにしました。

別糸で編みつけ、PEに結び目を作らないため、直線強度が強いとのことです。
作成にあたっては、「深海釣りマニュアル」を参考にしました。

別糸には、ジーンズステッチ糸が必要とのことなので、新宿アルタ近くの、「オカダヤ」という手芸の店で買ってきました。


ミシン糸30番ブラックを購入。
その他、蛍光オレンジ糸、ラメ糸、蓄光糸、刺繍糸など、毛バリに使えそうなマテリアルがたくさんあり、ついでに調達してきました。

<蛇口加工完成形>

<制作過程>
(1)リーダーの結びでは、PEラインの保護、糸の馴染みやすさの理由で、あらかじめラインに、白色ワセリンを塗ってから作業しますが、今回も同様。

(2)道糸の先端を、机の脚に結び、先端を10センチ残して、補強糸をリール側に、ハーフヒッチで編みつけていく。

(3)5センチ編みつけたところで、フックにひっかけ蛇口を作る。

(4)手前に向かって、道糸2本をいっしょに、ハーフヒッチで編みつける。

(5)3センチ編みつけたらフックから外し、道糸の先端をハーフヒッチで1回締めて折り曲げる。
(ここでPEに結びを作るのは、強度的に気になるところです。この1点に力が加わらなければ問題ないかもしれません。)
 

(6)折り曲げた道糸の端をいっしょにし、蛇口方向へ、補強糸で巻きつけていく。(ミッドノットの要領で、編みつけではない)

(7)残り1/3ほどのところで、糸通し用のナイロンチチワ3号を一緒に巻き込む。
蛇口の根元まで補強糸を巻いたら、補強糸先端を、ナイロンチチワの中に通し、ナイロン糸を引き抜くと補強糸の先端が巻きつけた中を通る。

(8)余分な糸を切ったら糸の先に少量の接着剤をつけて、つまみ糸をつけたら、完成。

ですが、

(9)仕上がりが雑なのと、接着剤を使いたくないため、もう一回補強糸で上から巻き、ハーフヒッチと止め結びで結んで、完成。

<強度テスト>
サルカンと連結し、サルカンのもう一方に、ハリス18号を深海結びで結んで引っ張り強度テスト。
ロッドのバット2本に、ロッドホルダーのゴム、ラインを巻き、両手両足で屈伸するスタイルで力をかければ、自分の体重+αまではテストできます。

チチワがすっぽ抜けることはなく、ハリスの深海結びが先にほどけました。
ただし、チチワが凝縮し、チチワの穴が狭まってしまい、サルカンが外せなくなったため、もう一回作り直し。親子サルカンを使用したのが問題。
あと、実用的には、18号ハリス深海結びなら、普通のチチワでも問題なさそうです。

深海結びは、長さを揃え、速く結ぶ上で必要な、強度的妥協点。このボトルネックをおさえておけば、強度に極端に神経質になる必要はないかもしれない。ただ、幹糸の上部は深海結びよりも強度の高い結びで対策しておくのと、あとは、縄切魚対策が課題です。

前回、縄切は、道糸の先端から3メートル上で切られました。道糸の色はグリーン。
今回は、グリーン7mを切り捨て、ピンクにしましたが、チチワの黒とピンクの組み合わせが、縄切魚側の見ようによっては、魅力的にも映ると思われ。

やはり、チチワ直結ではなく、130LBナイロンリーダー5m以上を介そうかと思います。
一昨年、渋谷サンスイで買った、SUNLINE30号大物ハリス(B・G ショックリーダー)をリーダーとして。

切られるときは、100LBでも切られる。ならば、飛距離を優先し、55LBまで落とした中で、使わなくなった、130LB。