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2021年3月24日水曜日

南房ベニアコウ(4)アブラボウズ44kg

 中潮

ベニアコウを釣りに、南房和田港美智丸さんまで行ってきました。

2019年3月春分の日経過後の中潮の水曜日に行って以来、3年ぶりとなります。


<釣行前日>

船宿から確認の電話があり、集合時間、駐車場の場所、座席、投入方法などを再確認。

4時30分支度をして集合。席は右舷ミヨシ、トモから投入、投入は4回、投入時、船は前進。竿の右に座るとのこと。

夕食後、道具を確認。

竿は、リール一式セットし、ラインをガイドに通した状態で、クルマに詰め込み。

理由は、現地夜間での、ラインの通し間違えを避けるためと、集合から出船までが早いため。

同様の理由で、掛枠け1セットに、あらかじめイカ短をセットし、クーラーボックスへ。

うろ覚えのベニアコウ釣りの記憶を確認するため、寝る前に、ベニアコウの関連記事、関連ビデオなどを見て再確認。

たまたま、巨大アブラボウズを釣るシーンが登場しており、眼に焼きついたまま、22時30分就寝。


<釣行当日>

1時15分起床。1時40分出発。

休憩、コンビニ立寄後、3時45分現地着。

先客のクルマに合せ、バックで駐車。

支度後、4時45分くらいに乗船、右舷一列にセッティングして出船。

波をかぶるため、後ろに移動。(移動の際は、反対側の左舷側から)

ポイントに到着し、掛枠の準備。


(1投目)

トモから、投入。数10m前進して、次の投入の合図、また数10m前進して、次の投入の合図。

最後4人目、ミヨシ、私の投入が回ってきました。

右舷、左手に掛枠、右手にオモリを持ち、オモリを投入。

一投目の投入は無事、成功しました。

水深800mくらい、ラインは930mくらい出て、底を確認。

アタリあり。

合図で、上げている間に、次のイカ短セット。

オマツリ防止のため、ミヨシの巻き上げが一番最後になるよう、隣があと何mか確認しながらスピード調整。

12Vで、スピード13~20の範囲でした。

上がってきたのは、大き目の怪獣。ハリスを持ち上げたところ、重量で口切れし、自然リリース。

1回目の仕掛け回収は、若船長に手伝ってもらいながら、フックプレートに整列。

仕掛けがぐちゃぐちゃにならず、次の投入中に、無事、掛枠に巻きなおすことができました。


(2投目)

下品なアタリあり。掛枠巻き直しの作業をしていたところ、定位置のドラグが引き出され、ラインが1000m以上出されていました。

掛かっていたのは、大きな深海ザメ。

ハリスをハサミで切り、リリース。

仕掛けはぐちゃぐちゃになり、再利用は諦め。

下の針も、ハリスから切られていました。


(3投目)

電力を消耗したため、予備バッテリーに交換。


着底後、アタリ。巻き上げが重く、ドラグ調整。

合図で巻き上げ、やはり重く、再度ドラグ調整。

残り、700m、600m、500mと進むに従い、度々、巻き上げがストップ。

ドラグを締めれば、回り始めるのですが、調子が怪しいです。

300mくらいから、バッテリーあるいは、モーターの不調を感じるくらい、巻き上がらない事象。

とは言え、竿は、大きく曲がっており、重そうなのは明らかで、無理もないと見るべきか?

隣のお客さんは、本命ベニアコウをゲット。

私のほうは、200mから、12Vモーターの力では回らないので、手巻きでモーターをアシストしながら、遅れないよう巻き上げスピードを確保。

ようやく0mでモーターが停まったのですが、以降、手巻きの荷重や取り込みが半端ではない重さ。

取り込んでいると、ゆらりと、灰色の影が。

「アブラボウズ!?」

ハリスで海面に上げるには、口切れするサイズのため、隣のお客さんにギャフを入れていただき、若船長と2人で取り込んでもらいました。


(4投目)

掛枠投入時に、仕掛けが掛枠内で絡まり、失敗。

構わないからとのことで、ほどきながら投入。

最後のアタリは、三角頭の外道でした。(リリース)


(大きすぎるアブラボウズをどうするか)

クーラーに入れて持ち帰る大きさではないのと、さばいても、後の処理が大変すぎます。

このサイズのアブラボウズだと、相当のアブラが予想され、オシツケるにも全て処理できそうにありません。

切身を少々食べてみたいという思いもありましたが、市場に引き取ってもらうこともできるとのことで、そうすることにしました。

帰港時、市場前に寄り、フォークリフトに。

吊り上げ。


写真撮影していただきました。


重量を計測すると。
43.7kgでした。板の重さはマイナス済みとのこと。
このような重量計を利用する機会ははじめてです。

<釣果>

船宿掲載写真

アブラボウズ 43.7kg(自己最大)

チゴダラ1匹、ソコダラ1匹、深海ザメ1匹

サバ1匹


<釣具>

竿:ミヤマエ Vパワーマリアナ210VL

リール:ミヤマエ CZ-9 12V

PE10号1600m+先糸PE20号10mを電車結び&編込みで連結。

仕掛け8本針、ムツ28号、25号、幹糸40号、ハリス20号、22号

枝1.5m、枝間4m

捨て糸:14号3ヒロ

金具:サルカンWBB9号1個。

中オモリやヨリトリリングは不使用。

オモリ:700号(鉛600号+100号オモリ) 

水中ライト:ミヤフラッシュカプセルFK207

エサ:鹿島ヤリイカ、スルメイカのワタ漬け(冷蔵庫3日)

タコベイト(赤、青、金、黒銀、蛍光緑、オレンジ、ケイムラ、ピンク、1/3割)


<食>

サバの塩焼きをいただきました。

2015年4月19日日曜日

相模湾アコウ&アブラボウズ

大潮

LTアコウを釣りに、平塚、豊漁丸さんまでスクーターで行ってきました。
昨年2014年11月以来、今回で2回目となります。

3時30分起床、6時集合。
最初の流しから、向かいのお客さんが、いい型のアコウを連発(当日5匹)。
小さいヤリイカを丸ごと一匹づけで、アタっていました。

私も、3日前の紅アコウでの残りもののヤリイカの短冊を試したところ、36センチの可愛いアコウがアタリました。

この流しでは、アナゴ(初)2匹と、ドンコ1匹もついていました。(アナゴはリリース)

その後の流しでは、鈍いアタリで、沖ギス。(リリース)

下げ潮7分近辺の11時過ぎの流しで、着底後、糸フケをとろうとしたところ、根がかり。

ドラグを少しづつ上げながら、巻き上げたところ、なんとか持ち上がるのですが、妙な重さが継続。
もしやと、巻き続けていると、ロッドに断続的な引き。

「アタリが大きすぎちゃったかも」と船長。
シャープなアコウの引きではない。鮫か・・・バラムツか?・・・。

シマノ9000番のスピード10でゆっくり巻き上げ、なんとか上げたところ、水面に浮かんできたのは、なんとアブラボウズ。(初)

アタリ餌は、ヤリイカのゲソ3本。

針は、1本だけ一番下に追加した、赤いホタバリ19号。(掛かるとはずれにくいです。)

計測すると、7kg~8kg。(暴れるので、目盛りが止まらない。7kg級。)
アブラボウズは、25Lクーラーボックスに入らないため、水で濡らしたタオルをかけて、日陰で生かしておきました。

その後のアタリは、アナゴ。(リリース)

最後の流しは、ツケエを全てイカの短冊に変え、投入。
ここで、なんとかいいサイズのアコウをゲットすることができました。

さらに、アブラボウズを強引にクーラーへ押し込み。

無事帰宅。

<釣果>
アブラボウズ80センチ、アコウ55センチ(サンコウメヌケ?⇒おそらくアコウダイ)、36センチ(アコウダイ)。
ドンコ、アナゴ(リリース)、オキギス(リリース)で5目達成。

アブラボウズを上から見た図

アブラボウズの顔アップの図

<釣具>

竿:ミヤマエ Vパワー マリアナ 210VL
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 920m
リーダー:サンラインBGショックリーダー(大物ハリス)130LB(30号)8m
ヨリトリリング:下田漁具9号
幹糸30号、ハリス20号、針22号 8本針、赤いホタバリ19号1本追加。
オモリ:フジワラ鉛300号
中オモリ未使用
エサ:ヤリイカの短冊(グルタミン酸うま味加工、3日熟成)
マグネット:自作

<食>
アブラボウズの中落ちの刺身と、味噌汁を食べました。
全身トロのような身。

つけた醤油に脂が浮かんできます。
上品な脂感。ギンダラ科の魚の味。

※今回のアコウについて
前回釣ったアコウは、目の下に棘を確認できたのですが、今回釣ったアコウには棘がありませんでした。

つまり、アコウダイではない、アコウ。(アコウ、メヌケは釣り物としての名称、総称的には「メヌケ類」)
背びれ棘数13本。額に棘がない。
尾びれのくぼみ。
写真のホウズキっぽい模様は、クーラーボックスの中で擦れてできた跡。(ホウズキでもない)
口中は白くなく、黒い。(荒神(コウジン)メヌケでもない)


文献からは、オオサガの子、サンコウメヌケではないかと?

翌日、サンコウメヌケの特徴、「頭部背面に細くハの字に棘」を知り、夕方の鍋直前に確かめると、しっかり、ありました。(その後、アコウダイにも同様の棘があることを知る。)


その後の調査で、小さいほうは、アコウダイであることがわかりました。
大きいほうは、眼窩下縁を指でなぞっても、棘らしい棘がなくサンコウメヌケだと思ったのですが、大きな棘を期待し、小さい棘を見逃した可能性もあり。
写真での色あいと体型がアコウダイのようにも見え、食べてしまった後は不明です。
次釣ったときは、見分けられるようになりたいと思いました。