2016年9月26日月曜日

外房勝浦マハタ五目

若潮

9月最終週、平日の月曜日に休みがとれたため、潮汐加減、連日の雨による濁り、海水温、新しく導入したムク竿が使える釣り物など、諸々の条件から、釣り物を検討。

はじめての「マハタ」を釣りに、勝浦松部港・信照丸さんまで行ってきました。

同行は、夏休み中のA氏。

港に5時集合、出船5時30分頃。

釣り人は、右舷3名でゆったりとした座席。

今回、本命で狙う魚は、幻の超高級魚マハタ。


ズズキ目ハタ科マハタ属。背ビレの棘の数は11本。

なお、小笠原などの水深400m深海、30kg~100㎏を超える巨大魚「カンナギ」は、マハタあるいはマハタモドキの老成魚です。

フィッシュイーターのマハタは、活餌が最も効果的と言われており、今回もイワシ餌の泳がせ釣りで狙います。

仕掛けは胴付き1本針。
幹糸8号1.5m、親子サルカンで枝ハリス6号または8号1.2m~1.5m。
捨て糸5号とか6号1.2m~1.5m。
オモリ80号。

針は、太軸ムツ17号、シマアジ17号、チヌ8号、ヒラマサ13号などを試しました

ヒラメのように、マゴバリをつけずに1本針。
大物釣りでは、丸ごとエサを飲み込むから1本で十分と言われています。

餌つけはイワシの上アゴからハリを刺すのが一般的のようです。
今年、キハダの活餌でやった、鼻に刺す方法のほうが、イワシの活きがいいため、私はこれで通しました。

水深は、40m~60m

1投目から、アタリがありましたが、早アワセですっぽ抜けの展開が続きました。

何度か失敗した後、アタリがあったら置き竿にしてアワせず我慢する方法に変更。
大きく竿が曲がり、ようやくキャッチ。

あがってきたのは、マトウダイ。ヒット針はチヌ8号。
人生初。
通算九十九目目(淡水魚+海水魚)。

下げ潮の最終局面、潮が動かなくなった、8時30分頃、A氏が、人生初マハタをゲット。

この時間帯がチャンスタイムとなり、私も、人生初マハタをゲットすることができました。
ヒット針は、太軸ムツ17号。
百目達成。
乱暴なアタリのあと、グングンという引きが楽しめました。

船宿ブログ写真

<釣果>
マトウダイ、マハタ1.1kg。

<釣具>
A氏
 竿:ダイワ メタリア ヒラメ
 リール:シマノ フォースマスター3000MK



 竿:剛樹スタンディングバサラR20S
 ※今回初おろし
 リール:シマノ フォースマスター3000

根がかりが多く、今回は、オモリ4個失いました。
船でも買えますが、予備を3個くらいは持参。

<食>
若船長に、食べ方を確認。
「マハタの刺身は4、5日寝かしたほうがよく、保存は魚を捌かずにそのままの状態がいい。
鍋なら当日でもOK。」
とのことで、ワタだけとって、冷蔵庫で寝かすことにしました。
楽しみです。


<P.S.>

マハタとマハタモドキの違いについて

真鯛とハナダイは尾びれの黒い縁取りで見分けられますが、マハタとマハタモドキも尾びれの白い縁取りがあるかで見分けられます。
A氏の釣ったマハタは明らかに、マハタ。
私が釣ったマハタの写真は不明確。

同じ場所で釣ったので同種だとは思いますが、再確認。


微妙に白い縁取りがありました。
透明がかっており、背景との関係で、マハタモドキのように見えますが・・・。

後ろから2番目の黒帯が不明瞭な白線で2つに分けられているのはマハタの特徴(個体差あり)。

マハタもマハタモドキも高級魚で、マハタモドキは南方の魚。
ともにカンナギクラスに成長すると言われています。


2016年9月23日金曜日

百目(モク)まであと2目

台風や雨で釣りに行けない9月。

今まで釣った魚を集計していたところ、前回のシマアジ釣行で、3目(モク)を追加し、98目となることが判明しました。

思えば、2013年、マグロが目的で、海釣りをはじめました。
大原テンヤマダイで1回海釣りの練習をした後、相模湾キハダにチャレンジ。

しかし、ルアー7敗、コマセ5敗、活き餌1敗と、キハダは今も13連敗中。
相当難しいことがわかりました。

経験もなく、最初からマグロを釣ろうという考えが甘すぎました。

キハダが釣れるようになるまで、百目くらいは実釣経験が必要ではないかということで、密かに、魚種をカウントしてきたのですが、ようやくあと2目。

大昔に釣った淡水魚で21目。
残りの70目以上は、ここ3年で釣った海水魚です。

今月9月、残りの休日は、動かない潮、海水温の関係から、水深60mの五目釣りを予約。
これから仕掛け作りです。

相模湾は、新しいカツオの群れが入ってきたようですが、今月は見送り。
キハダも、10月にかけて回復した例があるため、まだチャンスを窺ってみます。

2016年9月12日月曜日

ムク竿の導入

今年、大手メーカーもリリースするムク竿。

やはり、強さ。
そして、グラスの、魚に違和感を感じさせない食い込み。
グラスの張りのなさは、好みが分かれるところですが、魚の食いつきにどう影響するのか?

このムク竿というものに興味を持ち、アタリの機会が少ないキハダや大物釣りにとどまらず、いろいろ使えるムク竿に興味が移り、最終的には、遠征五目専用竿に注目してきました。

大手メーカーでは、遠征五目を謳うロッドは少なく・・・。

つり情報やつり丸などの遠征記事を参考にしても、2m前後のグラスワンピースとある。

実際は、ワラサ等の竿で流用できるようですが、2m前後のグラスワンピースというイメージは強いです。

この遠征五目専用竿、利用頻度が少なそうですが、五目用なだけに、イサキ五目からシマアジ、コマセキハダ、ヒラマサカモシ、落とし込み、端物、ライト泳がせ、オナガダイ、アカムツ、オニカサゴ、ハタ五目など、いろいろ使えることがわかりました。

さらに、ムク竿を調査。

アリゲーター技研や、剛樹。

そして、自作竿、藤沢釣具センターという存在、RZone。

まずは、アリゲーター技研や剛樹のモデルから選出することに。
2mのワイドレンジ五目竿を調査。

スーパースターか、バサラか。それともイカ竿か?

その後、悩みに悩み。

上州屋、キャスティング、サンスイ船釣り館、世田谷のショップなど行っては、思いとどまって帰ってくる日々。

オーダーを考え、色設定をあれこれ考えるものの、素人には難しく見送り。

その後、関東圏の釣り具屋に電話をかけまくり、在庫調査。
色・仕様などベーシックなもの。

見つかったのは、横浜港北地区、ららぽーと近くの釣り具屋。
驚くほど品ぞろえ豊富。

おそらく、近郊で一番ではないかと。

トローリングロッド、PENNの金リールなど中古品も豊富で、ミヤマエのUS50まで展示されていました。

ここで、昔の価格設定で販売されていた五目竿をゲットしました。

拵(こしら)えは、オール白、金銀ラインにしずく。
真の美とは、純白無色、これに、潮やUV、手垢がついて、完成する・・・?


※背景は、ビデオディスプレイ画面によるものです。

フロントグリップも白。
リールは、ジガーLD 4000II。PE6号。これも今や廃番。


竿先。


エポキシ樹脂が、厚め。
ネームは白地に薄金で、何が書かれているか判読が難しい。

竿袋は、丈夫な合皮素材、黒地に金。

80号負荷での調子

120号負荷での調子

この反り、湾刀、円運動、G-ROLLINGが疲れにくいのではないか・・・?
船上、60号・80号・100号コマセ、80号・120号・150号胴つき等、実釣が楽しみ。

竿先ローライダーガイド(LCSG)、穴も小さく、繊細、大物釣りには制約があり、ハリスは25号まで。

ともかく、竿選びから解放されたので、実釣で確かめていきたいです。

<仕様>
ハリス4~25号
オモリ60~150号
長さ 200cmワンピース
自重 590g 実測
先径/元径 3.2/13mm 糸巻き込みでの実測
ガイド LCSG×10、HBSG×2
剛樹スタンディングバサラR20S
ブランク白、ガイドスレッド白、アンダーラップ白、アッパーライン銀、ふくりん金、グリップフロント白。
金と銀のしずく。
ガイド、ジュラルミンバットは金。

2016年9月4日日曜日

南房シマアジ

中潮

南房シマアジを釣りに、千倉、白間津の海正丸さんまで行ってきました。
4時30分集合。

同行のA氏は3時に到着。

船宿宿泊所の対岸、船の前、狭い堤防への駐車は緊張します。
ここに2列駐車。

海正丸宿泊所の対岸

狭くて暗い堤防、直角カーブ2回を前進で切り抜け。
3回切り返して、バックで駐車。
こういう局面は、軽自動車だと楽ですね。


座席は予約時、左舷ミヨシが取れました。

5時出船。

A氏は、 舞網工房のグラスムク竿を今回初おろし。

私も将来の遠征五目チャレンジに向け、グラス系ムク五目竿を検討しているのですが・・・。

今回は、船長から聞いた、ヤリイカ竿での対応。
当初、大マダイ、ワラサ用2.7m竿(タイドスター)にしようかと思ったのですが、長すぎるとのこと。

リールはレバードラグ両軸PE6号。
根がかりを考慮し、ラインは太め。

ただ、最近のPEは高強度すぎて、天秤ごと根がかりしたときは厄介なので、天秤との間にナイロン16号の捨て糸を挟みました。

自作仕掛け。
ハリス幹8号間約1m、枝6号約20cm、ショップオリジナルアカムツ用ムツ17号を外掛け結び、毛鉤&カラ針、3本、全長2.2~3m。

この仕掛けで、根がかりした際、2回中、2回とも、ハリが折れることで回収できました。
根がかりでは助かりますが、オオカミが掛かったときはハリがボトルネックになるため、次回は対策しようと思いました。


最初はアジ、イサキなど。

大きい針、太いハリスによく食いつくなあと・・・。
次回はもうちょっと大きい針にしようかと思いました。

ヤリイカ竿での小物は、釣り味に欠けていましたが、オオカミをいなすには、ヤリイカ竿の胴が必要かもしれません。
口切れへの対応として、ドラグ調整、ゴムクッション。


9時過ぎてから、A氏が、シマアジをゲット。


私もいいアタリがあり、期待したのですが、あげてみればイナダの2点掛け。

その後、クロムツ、イシガキダイ(人生初)などの底物をゲット。

表層でシマアジが泳いでいるのが見えるため、浅場を攻めると狙いどおりアタリっ!
期待したのですが、アゲてみれば、メジナ。

もう1回浅いタナにチャレンジ、ようやく10時頃、シマアジゲット。
22センチと可愛いサイズでしたが、記念すべき、人生初シマアジ。

その後、イサキ、イナダなど。

11時20分終了。

A氏は数好調で、シマアジを7匹くらいゲットしていました。
12号くらいの小さい針で、イサキもシマアジもよく釣れていたようです。

宿泊所でお昼(そうめん)をいただいた後、料金を支払い、解散。


<釣果>
イサキ14匹、アジ4匹、イナダ4匹(2匹リリース)、メジナ、イシガキダイ、クロムツ、シマアジ、アカササノハベラで8目達成。


<食>
当日はシマアジの塩焼き。
旨かったです。

後は、何日か寝かしてから刺身でいただこうと思います。
強烈な磯の香り(岩のりの匂い)を放つ、イシガキダイが楽しみです。