2016年12月31日土曜日

陸張りハゼ

中潮

12/31(土)釣り納めとして、陸張りでハゼ狙い。

正月雑煮のダシを調達することが目的。

前日12/30(金)大納会の後、日本橋キャスティングで、青イソメ50gを500円で調達。

最初は、潮見運動公園に行くものの、工事をやっていて、釣りはできない状態。

その後、若洲海釣り施設へ。

透き通った海の底には魚の姿はなく、堤防の奥のほうで釣り開始。


何回かアタリがあり、エサを取られるシーンもありましたが。

午後上げ潮中盤まで粘るものの、結局、ボウズで納竿。

今年もボウズで始まりボウズで終わりました。

この1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

2016年12月17日土曜日

落ちハゼ(木更津/深川)

中潮

前回使用した、天ぷら粉と揚げ油がまだ残っているため、天ぷらネタ確保目的のハゼを釣りに、深川富士見さんまで行ってきました。

電車では門前仲町(もんぜんなかちょう)下車、徒歩13分くらい、2週間前に下見していました。

自宅から近いのですが、今回は車で、わけあって首都高利用、大黒まで遠回りし、Uターンした後、湾岸線枝川出口、6時30分到着。

江戸弁(べらんめえ調)の船長に案内され、駐車場へ。
受付は7時からということで、荷物を船に置いて座席をとり、近所のコンビニでお弁当を購入。

7時受付、8、500円、他、リール用オモリ6号3個、ハゼ天秤2個で250円、氷200円。
粋な船宿ステッカーをもらってきました。

仕掛け、がまかつ袖6号はサービスとなり、1本針15cmにカットして天秤に装着。

7時30分頃発。
何隻もの屋形船が留めてある川を抜け、低い橋を過ぎて、高層マンションを背に目的地、木更津へ。

1時間くらいで木更津港につき、釣り開始。

リール竿利用は2名。
他のお客さん、船長は手ばね竿で、やはり、手ばねのほうが格段にいいとのこと。

湾奥は、ハゼ釣りにつながりが深く、中通し竿や、ハゼ用天秤(三徳という)などの道具も独特で、江戸前だけのようです。

なお、この釣りについて言えば、青イソメは、頻繁に交換せず、クタクタになるまで使うとのことです。

最初の段階で、15cmサイズの落ちハゼゲット。

その後、1時間ほど、アタリが続かないため、深川方面へ戻る!と。
深川のほうが、型は小さいが、アタリは多いとのことです。

有明、豊洲あたりで釣り開始。

富士見橋の下あたりで、最初のアタリ。

その後、10匹ほどゲットして、釣り終了。
全てのハゼは、飲ませず口にかけ、活きがいいので、活かして持ち帰りました。


船宿で、お土産と味噌汁をいただいて、帰宅。

ハゼは生命力が相当強く、水温、水質、干潟、どんな悪条件でも、滅多なことでは死にません。
鍋の水道水に3時間ほど入れ、泥をはかしました。
<釣果>
落ちハゼ10匹。
今日は渋かったとのこと。
12月師走は、落ちハゼよりもさらに渋い、この渋いアタリを楽しむ、玄人/M?好みのケタハゼの時期となり、無理もありません。
江戸川のボートハゼもそろそろ終わるようです。
新しい小さいハゼも生まれているようですね。

<釣具>
袖6号15cm1本針
カーボンリール竿1本:シマノLIGHT GAME CI4 Allegro TYPE91 SS180
リール:ステファーノCI4+左ハンドル、PE0.8号

<食>
全て天ぷらに。

市販さくっとあがる天ぷら粉使用。
揚げ油は、前回、菜種油8:オリーブ油2で調合したもの。
温度180度。

醤油、ポン酢を少々。
ビールといっしょに。
口の中で溶ける味わいがたまりません。
あと、もう1回は、食べたいです。
正月の雑煮のダシにも必要です。

2016年12月3日土曜日

ボート落ちハゼ(江戸川放水路河口)

中潮

夏と秋の風物詩、ボートハゼ。
このハゼも、冬に入ると水温の安定している沖の深いところへ移動します。

これを「落ちハゼ」と呼ぶようです。
そして、水深10mの深場をケタといい、ケタに落ちたハゼを、「ケタハゼ」とも呼ぶようです。

落ちハゼは、活性が低く、食い渋り、アタリもデリケートで難しいのですが、体長15cmクラスの見事に太ったハゼが釣れるそうです。

この「落ちハゼ」を釣りに、伊藤遊船さんに行ってきました。
はじめての「落ちハゼ」。
ハゼ自体がはじめてで、海の手漕ぎボートもはじめてのチャレンジとなります。

朝8時の便へ。
駐車場は無料。
2人乗りボート3500円、青イソメ540円、仕掛け330円。
竿、氷は持参しました。

河口付近まで、引き舟し、釣り場で、手漕ぎボートに乗り替え。
すでに、多くのボート客が釣りをしています。

トイレや仕掛け、エサなど、何か用がある場合、オールを上げて合図すれば、係の人が船外機船に乗って助けに来てくれる便利なシステムとなっています。

久しぶりの手漕ぎボートで、場所決めにもたつきながら、ようやくアンカーを降ろして、釣り開始。
汗をかき、日も出てきたため、防寒インナーを1枚脱ぎました。

しばらくして、最初の1匹。人生初、落ちハゼ、ゲットです。
型は大きくありません。

この日のために、調達したビクの出番。

昌栄 丸メッシュビク 30cm。
投入口が大きく、浮きもついていて便利だと思います。

青イソメも、つい先日調達した餌箱へ移動。
ア・ネットコトブキヤ 木製エサ箱A 小
重量が安定するのと、エサもちも良くなります。

天秤仕掛け。
オモリは8号が標準。今回は、2号も持参しました。

竿も2本。

リール竿。少し前に手に入れたものですが、今回初おろし。

キス竿の流用。

へち竿の流用。

キス竿のほうがよく釣れました。
竿先が向こうアワセにちょうどいい堅さなのか、置竿にしとくだけで、釣れる感じ。
浅場・深場の替え穂先になっていて、湾フグにも使える柔らかい穂先のほうを利用しました。

今回の海手漕ぎボート釣りの他、堤防釣り、かかり釣り、イカダ釣りなどに興味を持ち、調べているところです。

へち際に、黒い貝がびっしりはりついているのを発見し、ボートへち釣りをしてみたのですが、アタリは、ハゼのみ。クロダイはいませんでした。


このポイントで、大物「落ちハゼ」ゲット。
17cmクラス。
このクラスを、もう1匹釣って、14時終了。


<釣果>
落ちハゼ。
 17cmクラス2匹。他10~13cmの秋ハゼクラス。

<釣具>
キス竿:並継、六尺七寸三分、グラス穂先負荷8~10号、銀座東作
リール:シマノ・セイハコウ60
PEライン:シマノ・パワープロ BOATGAME 0.8号
オモリ:円盤8号

へち竿:布袋竹、インロー継、七尺七寸七分、グラス穂先負荷ふかせ~2号、小判東作(正勇作)
リール:ダイワ・BJ75
ナイロンライン:サンライン・落し込み黒鯛 MARK-WIN 2.5号
オモリ:タイコ2号

ハゼ仕掛け:天秤10cm、2本針5号
魚籠:昌栄 丸メッシュビク 30cm
餌箱:ア・ネットコトブキヤ 木製エサ箱A 小

竿受:第一精工 スーパー受太郎、受太郎

<食>
てんぷらと、から揚げにしました。

てんぷら

から揚げ

ハゼ、久しぶりに食べましたが、旨いですね。
特に、てんぷらが旨かったです。

シロギスやコチもしばらく食べていないのですが、また、食べたくなりました。

<P.S.>

1匹、まな板の上で活きていたことに気づき、鍋の水道水に入れたところ蘇生しました。

すごい生命力です。




2016年11月18日金曜日

東京湾カワハギ(2)

北風 晴れ (中潮)
竹岡沖水深23~30m

和竿で挑む東京湾カワハギ!

葛西、須原屋さんに前日予約し、行ってきました。
はじめての船宿ですが、葛西に住む兄が船釣りをやっていた時期に、アジ釣りでよく利用した宿とのこと。

平日のため、空いており、右舷オオドモ、悠々と釣り座を確保できました。
和竿に、はじめての片軸リールを使用するため、他のお客さんに迷惑をかけずに、いろいろ試せます。

川の向こう岸に浦安吉野屋さんの船が見えます。

1時間30分かけてポイントに到着し、釣り開始。

片軸リールは終始フリー(無制動)。
ドラグなし、ストップのスイッチもなし。
リールは下向きで、人さし指を側面にあて、ブレーキをかけたり、ストップさせたりします。
ドラグも指ドラグ。

スプールの回転はかなり良好、片軸フィネスみたいに、ラインがスムーズにでていきます。

オモリ着底間際、たるみを多くださないよう、指先ストップ、着底時にエサをすべて取られているケースがあるため注意深く、カンをはたらかせます。

間もなく外道のアタリ。

カーボンに比べ、和竿は鈍感な印象がありましたが、片軸PE0.8号をセットした今では敏感な印象。

やはり、前回の和竿に両軸リールは、和服に靴、刺身にソースの感があり・・・。
見た目にも、和竿は片軸がマッチすると思います。

他、いいところは、片軸リールにかけた人さし指からダイレクトに感度が伝わってくるところ。

昔の人は、カワハギをあえて手釣りで試し指先でアタリの感覚を養う練習をしたそうですが、おそらく似たような感覚。

これは、発見した感があり、終日、和竿で通しました。

やがて本命のアタリ。
すぐにアワセてもかからない、キキアワセが必要になるとのことで、ここはグッと我慢。

スプールにかかった指に力を入れ、押さえつつ、竿先に重みがかかったときにアワセ、指先を軽く押さえながら放して、ハンドルを持つ手にバトンタッチし巻き込み開始のフェーズへ。

これは、実に新鮮な釣り方。

ゴボウ抜きで引上げ、スプールフリーにし、取り込み。

釣る前は、ストップボタンがついていないことに不安を感じていましたが、不要なことがわかりました。
むしろ、常時スプールフリーのため、取り込み等、竿から手を放したとき、不意な角度で竿先が曲がる事故が減り、都合がいいことがわかりました。

また、ドラグがないほうが、指先へのアタリがダイレクトになるのではないかと。

午前中は5匹。

カワハギは今回で4回目ですが、午後になるころには、外道と本命のアタリの違いが、明確にわかるようになりました。
ただ、サバフグについては、大物のカワハギと間違えるシーンも。

14時17分時点で、10匹。カサゴ1匹もキープ。

その後、エサ、仕掛けがちょうどよく終わり、釣り終了。

船宿ブログ写真


<釣果>
カワハギ10匹
カサゴ1匹
トラギス、サバフグたくさん。

船中トップが30匹、次29匹と、竹岡沖では、これまでになく好調だったようです。

しかし、30匹とか、どうやって釣るのか不思議です。
カワハギが難しいし、外道にも邪魔されたりで、難しいと思うのですが・・・。

<釣具>
正哲作 カワハギ竿、全長2m、布袋竹、インロー継、イワシクジラ穂先、根掘り手元
リール シマノ・セイハコウ60 Right/Left、PE0.8号
仕掛け:ダイワ快適カワハギ仕掛け(スピード)7/7.5 ワンデイパック2個。7は外道が釣れやすく、やはり、7.5がしっくりします。

リーダー3号:クジラ髭に負担をかけないよう、一定の負荷では切れるよう対策。

オモリ:銀座東作だるま25号赤。今回、これは、エサ取りのアタックが激しかったため、普通の鉛小田原型25号に変更。

今回、片軸のポテンシャルを発見しました。今後、湾フグやシロギス、スミイカ、アナゴ、コチ、スズキ、ひとつテンヤにも利用したいと思います。

温故知新:故(ふる)きを温(あたため)新(あたら)しきを知(し)る。

<防寒対策>
カッパにするか防寒スーツにするか迷う季節。
防寒スーツは、最高気温12度くらい。
今回は最高気温15度のため、カッパ。
モンベルストームクルーザーをコーディネート。
下着はユニクロ・ヒートテック。
ミッドレイヤーは、ユニクロのフリース。

<食>
血抜きしていないため、肝は湯引き。
刺身を、ワインで。

2016年11月14日月曜日

片軸リールの導入(2)~オリムピック80ハイスピード

釣り具屋さんのホームページを見ていたところ、お宝コーナーに、オリムピック製、片軸80mmハイスピードが・・・。

在庫を確認し、早速、買いに行ってきました。

4000円でゲット。
意外に、あるものですね。

箱つき。



当時の値札もついていました。2500円だったようです。

本「服部博物館」で、その存在を知りましたが、ほぼ同じ形。

本に掲載されていたのは、昭和27年製のようですが、大人気モデルで、長い期間製造されていたようです。

昭和40年に入り、胴付きリール竿というのが、カワハギをはじめ最先端の釣りで、この船の釣りでは、ハンドル1回転で、2~3回転になる高速巻きの片軸リールが必要とされていました。

また、他の型式のリールでは、少しづつ都合の悪いところがあったようです、

当時の基準で、リールは、ハイスピードの60ミリ、80ミリ、100ミリ、大きさは好みによるとのこと。

右きき左ききに関係なく、左手に竿、右手でリールのハンドル操作。
左手人さし指をリールのスプールにあててサミング。

当時は、着座姿勢での釣り。このため竿が現代よりも長めなのでしょう。
【Fishingシリーズ/14、カワハギ(昭和42年高橋豊著、西東社)】

その後は、片軸の他にも、ABU5000番などの小型両軸に変わってきたようです。

この80ミリ片軸を購入する際、カワハギには重く、ハナダイなどの胴付き用と言われましたが、重量を計測すると、370g程度でした。

普段ライトタックルで使用しているカルカッタ800Fと、ほとんど同じ重さで、問題なさそうです。

巻かれていたナイロンラインは残し下巻きとして利用し、上にPE0.8号を巻こうと考えています。
タイコリールなので下向き。

最初は油で汚れていましたが、拭き取ったら、ピッカピカに蘇りました。
油がたっぷりとついていたため、サビなしの状態。

ドラグなし。ストッパー、音あり/なしのスイッチ付き。

つい先日、釣り文化資料館で、味わいのある片軸リールを見て、感動しました。
この感動が冷めないうちに、偶然にもお宝が見つかりました。

しっかりと実釣で使おうと思っていますが、サビさせないように、大事にメンテしていきたいです。

2016年11月13日日曜日

レジカゴ(兼)道具入れ

スーパーなどで利用されているレジカゴ。
ショッピングバスケットとも言われる入れ物。



以前、これを船で使っているシーンを見かけ、気になっていました。

中身は、酒とか弁当とか、たいしたものは入っていませんでしたが、レジカゴという入れ物の形、大きさ、重量、強度、水切り機能、どれをとっても、釣りにピッタリで、ハッとさせられました。

私は船では、主にバッカンを使っていてるのですが、ライフジャケット、カッパなどは現地で着用するため、バッカンとは別立てで収納することが多いです。
寒い季節は、長靴、ヒップガードなどを利用するため、収納が増えてきます。

そこで、車と自宅、現地と車を行き来するための入れ物として、レジカゴを導入することにしました。
雑多な道具を無造作に放り投げておく水切り収納としては、トートバッグのような形状よりも、レジカゴが便利。

早速、レジカゴを買いに、南新宿の東急ハンズへ。
しかし見つからず。

その後、葛西の大型ホームセンターへ。

広い店内を探し回ったのですが、レジカゴと完全に同じものはありませんでした。

トイレタリー商品として、ちょっと違うものが、1000円前後で売られていましたが、私が欲しいものは、完全なレジカゴ。

スマホのネットで調べ、イオンで売っているという情報を知り、西葛西のイオンに行ったところ、エコバッグと同じコーナーに置いてありました。

マイバスケットという商品のようです。

エコバッグと同様のコンセプトのプライベートレジカゴ、390円をゲット。

25リットルクーラーボックスの上にぴったりと収まります。

まさに、釣りのためにあるような入れ物。

ライフジャケット、カッパ、ヒップガード、長靴も、無造作に収まりました。

大型電動リールも余裕。

5kg以上の重量(牛乳5パック分)も、余裕で持ち運び可能です。

まさに完成されたカタチ。

昔は、魚籠(兼)道具入れのような形状でしたが、現代は便利になったものです。


2016年11月11日金曜日

四谷の釣り文化資料館

四谷の釣り文化資料館に行ってきました。

近辺には消防博物館、新宿歴史博物館と、なかなか見どころのある博物館が多いです。

比較的、近くにあるのですが、釣り文化資料館は、平日しかやっていないため、行く機会がありませんでした。

和竿や魚籠などの伝統工芸に最近興味を持つようになり、見に行くきっかけとなりました。

釣り文化資料館は、(株)釣りニュース創設者、船津氏が1989年に開設した、釣り分野では全国初の本格的公開施設とのこと。

記帳後、パンフレットをいただき、入場。

展示の和竿、銀座東作。
より古い歴史を持つ京竿は工芸的な装飾が多いが、江戸和竿は実用性を重視して、あっさりとしています。傷が目立たないよう、漆も薄めで、塗ったあと、ふき取った仕上げになっているものが多いです。


しゃくり竿は、横浜竿とはまた別の系統とのこと。

リール各種。

今一番関心がある、片軸リールもたくさん置いてありました。

本格的な、リール釣りは、戦後の昭和20年代(1950年代)から。
また、グラス竿が普及した昭和40年代から、グラスや六角竿と区別するために「和竿」という呼称が使われるようになったとのこと。
そして、昭和50年代後半、伝統工芸品として認定を受け、「江戸和竿」という呼称がブランドの意味合いも含め使われるようになったとのこと。

この1960年代、そして私が釣りをはじめた1970年代。
この時期の釣り具に、ノスタルジーというよりは、新鮮さを感じています。

魚籠(兼)道具入れ各種。

釣り古書。