今週の日曜日は、小潮のサイクルに入るため、根魚狙い。
根魚カワハギを釣りに、金沢八景一之瀬丸さんまで行ってきました。
カワハギは、2013年にはじめて2匹、2015年に4匹。
今年で3回目の釣行となります。
7時30分頃出船。
40分くらいかけてポイントへ。
水深30m。
カワハギは秋冬が旬だと思っていますが、もともとは黒潮暖流の魚で、暖かい水温を好むようです。
当日の水温は、21度でした。
最初のタックルは、シマノLIGHT GAME CI4 Allegro TYPE82 M175に、ステファーノCI4+左ハンドル。
クツクツとしたアタリは最初からありましたがバラシ。
結構大きかったと思います。
その後、ポツポツと釣り。
昨年と同じ4匹を釣った時点で、11時。
同時にオマツリして仕掛けを失い、きりのいいところで、タックル交換。
本日、初おろしの、和竿(ワザオまたはワカンという)です。
全長は2mと長めで、丸型両軸リールを組み合わせ。
なお、1960年代頃のカワハギ釣りは、60・80・100ミリサイズ、1:2~3の高速式片軸リールが使われていたようです。
和竿は今年のフィッシングショーで見てから気になっていました。
その後、和竿関係古本書籍を読んでいたら欲しくなり、ついに買ってしまいました。
和竿を使う人も、作る人も少なくなってきていますが、材料の入手も困難と言われています。
まず、竿先に使う最良のクジラ髭、「セミクジラ」は戦後まもなく禁漁となっており、新品はなく、あっても、竿先だけで10万円。
新しいセミクジラがあがったとしても、竿先に使うまでに数年かかると言われています。
この代替えは、イワシクジラかグラス穂先。
さらに、竹の入手も困難になってきています。
そういう話を聞くと、これは早めに、和竿をゲットしておくべきだろうと・・・。
今回は、布袋竹のものを店頭で購入。
竿先は、イワシクジラ髭。
和竿に変えたとたん、船中アタリがなくなり苦戦しました。
和竿最初の一目目は、赤いベラ。
前述シマノライトゲームアレグロの穂先は、タフテック&ハイパワーX、カーボン系で、アタリは手に伝わってきます。
しかし、くじら穂先は、グラスとカーボンの中間。
グラスよりも反発するけれど、カーボンよりも戻りがゆっくり。
グラスのような目感度は望めず、手感度は、最新のカーボンやメタルと比べると、鈍い感じです。
その後、当日最大のアタリ。
それまでは、外道が釣れても、クジラ髭が曲がる程度でした。
今度は、竹がしなります。
ペンベンペンと竹がしなります。
これに、見とれていたところバラシ。
その後、もう一回、大きなアタリがあり、個人的な当日の最大サイズ23cmがあがりました。
ただ、バラシた魚の引きのほうが大きかったと思います。
和竿はかけるまでより、かけてからのヤリトリが面白いと思います。
カワハギが竿を叩き、竹がペンベンペンと、しなります。
大きい魚なら、きっと、面っ~、胴っ、コテーと。
スリリングですが、意外と余裕があると思いました。
2、3kgくらいなら普通にいけると思います。
<釣果>
カワハギ5匹。
大きいので23cm。
船中ボウズなし。トップ10匹。
カワハギは、渋い日が続いている状況のため、個人的には満足な結果です。
<釣具>
仕掛け:ダイワ快適カワハギ仕掛け(スピード)ワンデイパック1個
オモリ:銀座東作だるま25号赤、30号金(今回実績は25号赤)
中オモリ集魚板の類はなし
(カーボン竿)
シマノLIGHT GAME CI4 Allegro TYPE82 M175
リール ステファーノCI4+左ハンドル、、PE0.8号
(和竿)
正哲作 カワハギ竿、全長2m、布袋竹、インロー継、イワシクジラ穂先、根掘り手元
リール シマノカルカッタ800F、PE1.0号
<食>
難しいカワハギの特異な釣趣と、淡泊な刺身、そしてクリーミーな肝。
世界一味にうるさい日本人に昔から「一級の釣魚」として、高く評価されている理由がわかります。
<和竿のメンテナンス>
和竿の釣行後のメンテナンスは、意外とお手軽です。
カーボンロッドとほとんどかわりません。
漆塗りは、伊達じゃないですね。
シャワーでシートやガイドを軽く流し、乾いたタオルで拭くだけ。
このとき、印籠継のメス部分は水が入らないよう、フタした状態。
陰干しは必要です。
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