2016年11月14日月曜日

片軸リールの導入(2)~オリムピック80ハイスピード

釣り具屋さんのホームページを見ていたところ、お宝コーナーに、オリムピック製、片軸80mmハイスピードが・・・。

在庫を確認し、早速、買いに行ってきました。

4000円でゲット。
意外に、あるものですね。

箱つき。



当時の値札もついていました。2500円だったようです。

本「服部博物館」で、その存在を知りましたが、ほぼ同じ形。

本に掲載されていたのは、昭和27年製のようですが、大人気モデルで、長い期間製造されていたようです。

昭和40年に入り、胴付きリール竿というのが、カワハギをはじめ最先端の釣りで、この船の釣りでは、ハンドル1回転で、2~3回転になる高速巻きの片軸リールが必要とされていました。

また、他の型式のリールでは、少しづつ都合の悪いところがあったようです、

当時の基準で、リールは、ハイスピードの60ミリ、80ミリ、100ミリ、大きさは好みによるとのこと。

右きき左ききに関係なく、左手に竿、右手でリールのハンドル操作。
左手人さし指をリールのスプールにあててサミング。

当時は、着座姿勢での釣り。このため竿が現代よりも長めなのでしょう。
【Fishingシリーズ/14、カワハギ(昭和42年高橋豊著、西東社)】

その後は、片軸の他にも、ABU5000番などの小型両軸に変わってきたようです。

この80ミリ片軸を購入する際、カワハギには重く、ハナダイなどの胴付き用と言われましたが、重量を計測すると、370g程度でした。

普段ライトタックルで使用しているカルカッタ800Fと、ほとんど同じ重さで、問題なさそうです。

巻かれていたナイロンラインは残し下巻きとして利用し、上にPE0.8号を巻こうと考えています。
タイコリールなので下向き。

最初は油で汚れていましたが、拭き取ったら、ピッカピカに蘇りました。
油がたっぷりとついていたため、サビなしの状態。

ドラグなし。ストッパー、音あり/なしのスイッチ付き。

つい先日、釣り文化資料館で、味わいのある片軸リールを見て、感動しました。
この感動が冷めないうちに、偶然にもお宝が見つかりました。

しっかりと実釣で使おうと思っていますが、サビさせないように、大事にメンテしていきたいです。

2 件のコメント:

ウチ● さんのコメント...

これまた渋い❗掘り出し物ですね~

HIDEKI OKUBO さんのコメント...

ありがとうございます。ハンドルの曲線が気に入ってます。