2016年4月10日日曜日

ミヤエポック胴突き仕掛け枠

最近は釣りに行けず、休みは仕掛けづくりをして過ごしてます。

仕掛けをストックする際に、掛け枠が必要になるため、最近、掛け枠を物色し、増やしています。

普段使っているのは、下田漁具のキンメ15本針仕掛けについてくる木の掛け枠。

直結仕掛け15本針込みで990円。

木製なので、軽く、水に浮き、携帯にも便利だと思います。
角を面取りして使っています。

木の掛け枠が単品で売られていることは少なく、最近、ステンレス掛け枠を釣具店で買い足しました。
アマノ釣具製、約2000円を3点。

50センチで、針を掛けるところまでの巻き寸法が45センチ、2番目の巻き寸法が36センチくらいの掛け枠、キンメ20本針、ベニアコウ8本針にちょうどよいサイズで軽め。


その後、掛け枠が、あと2個必要になったので、アルミ製、ミヤエポック胴突き仕掛け枠2個セットを通販でポチっとしました。8000円超の高級品です。

2個セットの掛け枠は、合体された状態で納品。

糸を止める白い器具を押し込むと、固定されていたバーが外れ、合体されている掛け枠を分離することができます。しっかりとした作り。


さっそく、キンメ用20本仕掛けを制作し、万能巻き=綾掛けで巻いてみました。
間150センチ。
ハリス70センチ、80センチ交互という変則寸法も対応できる巻き方。
ただし、サルカンは横一列に揃いません。


サイズ、重量はアマノ釣具ステンレス掛け枠と同じくらい。
1個あたり、仕掛け込で520グラムでした。

これが、木製掛け枠だと、20本仕掛け込みで、280グラムと、軽さが、魅力。
軽ければいいかというと、荒れた海の船の中に置いた際の安定性を考えると、ある程度の重量が必要かもしれません。

ハリス70センチだと、針を掛けるところまでの巻き寸法45センチは標準としても、2番目の巻き寸法36センチでは微妙なので、この掛け枠のように、やや短め34.5センチ以下がいいです。

さらに短い、46センチ、巻き寸法41センチ、30.5センチとする場合、サルカンがいい感じで中央に並びます。
下田漁具キンメ・アコウ用20本針仕掛けについていた掛枠で、これも、実用的。


現在、46センチ、50センチ掛け枠は、新島キンメ20本、15本針8セット左、ベニアコウ8本針4セット右上、さらに不意のライト深海用に予備掛枠3個(下田漁具カラー掛け枠、他ショップ系ステン)の計15個揃えました。
46センチも意外に実用的。65センチ掛枠は、汎用的にどうかと思いますが、いずれ試したいです。
仕掛け込で、市場価格4万円くらいか。
仕掛けは自分で制作、金具、掛け枠を再利用で抑えることが可能


最近、欲しいと思っているのは、幹糸をストックするための専用木枠。
下田漁具の金目一番深場リーダーに使われている、木枠部分が欲しいです。


2016年4月2日土曜日

かせくり器の導入

私は、深場釣り仕掛けのナイロンは、金目一番カセ巻き500Mを愛用しています。

理由はお手頃だから。

マグロ用としても利用するつもりです。


12号、14号、16号、18号、20号、30号、40号を常備。
最近は、20号が一番消費。

このカセ巻きですが、扱いが難しいです。
先日も、捨て糸用12号をぐしゃぐしゃにしてしまいました。

これをほどくのに、時間を費やしていることが実に多いです。

そこで、かせくり器なるものを導入することにしました。
かせくり器とは、カセ状の糸をほどくときに使用する道具です。
傘のように広げて直径を調節できます。

カセ状の糸は、毛糸、手芸品の道具として一般的なようです。

アマゾン、楽天などで探しましたが、何がいいのかわからず、実店舗、新宿、手芸の老舗、オカダヤという店に行ってきました。

オカダヤは、昨年、深海毛バリの材料を調達するために、はじめて来店して以来、信頼を置いている店。

ここの商品なら問題ないだろうと。

ダルマ糸で知られる横田株式会社製のものが売られており、購入。

持ち帰り、さっそく、机にセット。
上から見た図。

横から見た図。

自作しようかとも考えましたが、こういうテンションのかけ方は、自作じゃ難しいと思います。

スムーズな回転。正解でした。

ハリスと幹糸用に2セットあると便利かもしれないと思いました。
仕事がはかどります。

試しに、新島キンメ仕掛け20本針を1セット制作しました。
コツコツ準備し、これで、5セット分。

あと、3セット制作すれば、今年の新島キンメは、はじめてのオール自分仕掛けが試せます。

キンメは、6月ごろか?

2016年3月31日木曜日

深海仕掛けの制作

4月のシーズンを見据え、再び、ベニアコウ用深海仕掛けを制作。
前回、1セット未使用で持ち帰ったため、追加で3セットの制作となります。



改良点は、針の向き。

相模湾、新島と南房、外房で針の向きは違うことを知りました。
トモから投入するか、ミヨシから投入するか。
投入後、船が前進するか後退するかで、立ち位置が変わり、餌を下向きにするために、針の向きも変わってくるというのが理由。


これも、必ずというわけではなく、掛け枠(治具:ジグともいう)の巻き方のサンプルを見ると、常に一方向、新島キンメ方向だったりします。


そもそも、仕掛けを制作する時点で、外房で釣るのか、相模湾で釣るのか決まっていないこともあります。

そこで、針の向きを交互にするというのをやってみました。

メリットは、外房と相模湾の両方に対応。
意図せず、針の順番が交差した際に、対応が容易。

デメリットは、餌をセットしにくい。針と針が絡まりやすいかも?という点。


他、捨て糸12号から、16号に強度アップ。
さばきやすさを重視し、寸法を枝1.5mから1.3メートル、間4mから3.5mに詰めました。
どん底や一番上では釣れないため、捨て糸は長めの3ヒロちょっと。

着底スピードを考慮し、8本針は変更なし。


あとは、バッテリーをどうするか?
500号オモリ、外道1匹の釣果なら、1000m8投入でも、10Ahで持つのですが。

ムネダラなど3kg級が3点掛かったとき、2.5kgのオモリを捨てることなく1000m巻きあげるケース。

これは、新島キンメで、2kgのオモリを捨て、1kg級12点掛けを500m2回やるのと同じ。

3回繰り返すと、新島キンメの6回分。
1kgキンメ72匹分と、とてつもない負荷で、10Ahでは、中盤でダウンしてしまうことがわかりました

船電源を借りて対応するのが素直ですが、電源が取りにくかったり、そういうケースもあり。

予備バッテリー1.1kg、予備オモリ2.5kg、大型リール5kgに頑強キーパー2.5kg、冷静に考えると、相当の重量。






2016年3月24日木曜日

ベニアコウ<食>

寝かして3日目のベニアコウを、握り鮨4種にしていただきました。


右から、
・皮の表面焼き
・西京味噌を表面につけて焼き
・加熱したみりん醤油で漬け
・刺身

メヌケ類は、刺身だけでなく、火を通しても、旨い。

味噌汁も。

濃厚な脂が浮いてます。


1週間後、西京漬けした身を焼きました。
ほとんど、銀ダラ。
アブラボウズみたいに、自分の身から出た油で、揚がっていく感じ。

アブラボウズほどは、くどくはなく、焼いても柔らかい身が、焼くと引きたつ感じ。



2016年3月21日月曜日

南房ベニアコウ、ついに・・・

中潮

ベニアコウを釣りに、南房和田港美智丸さんまで行ってきました。

昨年道具を揃え、相模湾で、3回ベニアコウにチャレンジしましたが、いずれもボウズに終わっています。
そう簡単に釣れる魚ではないのはわかっているのですが、今年こそはと。

アコウ・メヌケ類が釣りやすい、春分の日入りを狙っていました。

外房は黒潮の影響が強く、700号のオモリが必要とのことで、船宿指定の仕様で、600号オモリと100号オモリをビニールテープで巻いて制作しました。

予備のオモリとして、相模湾ベニアコウで使用した500号オモリ+手作り追加オモリ200号分を用意。

船宿指定の仕様のほうが、コストパフォーマンスに優れ、理にかなっていると思います

春分の日の日曜日は、あいにく休日出勤、仕事を終えた後、23時出発。
翌日(春分の日の振替休日)1時頃、和田漁港着。

仮眠後、5時集合次第出船。

釣り人は、私を含め3人。
深海900mを狙い、投入回数は4回。

仕掛けは投入回数分、事前に3日ほどかけて制作しました。

8本針枝1.5m、間4m仕様。25号ムツ針にタコベイトを追加。
昨年の反省を踏まえた仕様。

餌はイカの短冊、エンぺラを含めて縦切りに、2日前に仕込み、冷蔵庫で寝かしました

私の席はミヨシ。投入は大ドモからとなり、最後の投入。
南房は、新島キンメ、真鶴ベニアコウとは逆のようです。
どうも、投入の勝手が違う。
後でわかったのは、掛枠の針の向きを、逆にすべきでした。
ミヨシから、トモから、投入後、船が後退するか前進するかにより、巻き方も違うようです。

1投目は、餌を半分取られ、下のほうの針は、ハリスから食いきちぎられていました。

2投目は、まるでアブラボウズが釣れたかのように竿が曲るものの、竿が暴れず、とにかく重く、時折、釣力コントロールのグツグツとした動き。
上げてみると、2、3kgクラスのソコダラ類の3点掛け。(リリース)

3投目は、同じ仕掛け、餌を、マグネットから投入しようと試みるも、絡まり、船長に助けてもらいながら、なんとか投入。
ベニアコウの仕掛けは、枝も1.5mと長く、掛枠からでないと無理があるようです。

ラインを 950m~1050m出し、水深900mあたりの底を取ろうと、全長30m以上の仕掛けで探っていると、アタリらしきものが・・・。

大船長の合図で巻き上げ。

ドラグは、キツメ。

ここで、まさかの、リチウムイオンバッテリーがダウン。
船長から鉛バッテリーを借りて対応。


上げてみると、針の中盤で、赤いものがついてきました。

やった!、初ベニアコウゲット! 

3.6kgでした。

ムツ針25号、下田漁具蛍光オレンジのタコベイト1/3割りにヒット。


4投目は、アタリなしで終了。


アコウダイとベニアコウ(オオサガ/サンコウメヌケ※)の違いは、釣れる水深と、重量。
6kgを超えれば、明確なのですが、3.6kgでのアコウダイとの見分け方を調査しました。

体形は、ずんぐりとしたアコウダイに比べ、細長くスマートな外観。
クーラー内寸70センチなので、
65センチくらい?

参考.下は昨年釣った55センチのアコウダイ
ずんぐりしています。


黒灰色の斑点が目立ちます。

眼の下を指でなぞっても、アコウダイのような棘はありませんでした。

味については、2日寝かしてから試してみようと思います。

<釣果>
ベニアコウ(オオサガ/サンコウメヌケ)3.6kg1匹
ソコダラ類イバラヒゲ、ムネダラ等2、3kgクラス3匹


<釣具>
リール:ミヤマエ CZ-9 12V
竿:ミヤマエ Vパワーマリアナ210VL(MAX500号負荷だが700号オモリも問題なく利用できました)
8本針、ムツ25号、幹糸40号、ハリス20号
枝1.5m、枝間4m
捨て糸:12号
ラインシステム:シマノパワープロPE8号下巻80m+PE10号1600m+リーダーPE20号を電車結び&編込みで連結。

金具:サルカンWBB9号1個。
(ヨリトリリング、チェーン、中オモリの類は、底立ちに不利と考え外しました)

オモリ:700号(鉛600号+100号をビニールテープで連結) 

水中ライト:ミヤフラッシュカプセルFK207、前後をナイロン40号+ダイニーマノットで強化したラインで連結。


餌はイカの短冊、エンぺラを含めて縦切り。

ロッドキーパー:ラーク16

マグネット:自作品ヒノキ80センチ長、ネオジウム6.5センチ間隔11個
(ベニアコウでの投入としての利用は不可。回収時用。)

バッテリー:PRPOX LIB-10400 3投目でダウン。



※ ベニアコウ(オオサガ/サンコウメヌケ)
ベニアコウとは、標準和名のオオサガおよびサンコウメヌケ。
2003年ロシアで、サンコウメヌケをDNA分析したところ、オオサガと全くの同一種であり、成長段階による(若魚)との論文が発表された。
サンコウメヌケという標準和、論文以降10年経った現在も健在で、その違いは口内が白いのがオオサガ、黒いのがサンコウメヌケ。
私が釣ったのは、口内が、アコウダイと同様に黒が混じり、やや灰色でした。
あえて、区別するなら、大きさ、関東で釣れる頻度からみても、サンコウメヌケ。
オオサガ、荒神(コウジン)メヌケは、もっと北のほうに生息するそうです。
いずれ、ヒレグロメヌケとともに、親潮の影響を受けたメヌケにチャレンジしたいと思います。

2016年3月16日水曜日

深海釣り準備

いよいよ、深海のシーズンがやってきました。

昨年11月新島キンメ以来の深海釣り準備。

一昨年の11月から深海釣りを初め、昨年はわけもわからず、年初から毎月のように深海釣りをしていました。

しかし、深海の釣り物が増える冬の時期が、必ずしもシーズンとは言えないことがわかりました。

旬は、アコウ類なら4月からではないかと。
理由は、真冬、アコウは全然釣れなかったのに、春になったら簡単に釣れた!ため。

寒い季節は深海でも不利だと思います。

でも、いよいよ、春、深海の季節。

仕掛けを4セット制作。
万能巻きも、だいぶ慣れました。


8本針太軸ムツ25号、22号、ホタ19号、幹40号、枝20号、枝間4m、枝1.5m、捨て糸12号2.5ヒロ。

過度な毛バリを避け、タコベイトや、裸針を織り交ぜようと。

今年こそは、深海ロマン、尊敬するジャック・ピカールばりに、最深海のアコウを夢見て!

マリアナ深海、バチスカーフに乗る探検家ジャック・ピカール
1960年ジャック・ピカールは、バチスカーフ「トリエステ」に乗り、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵10,911メートルを探検。着底に5時間要し、20分間滞在後、3時間15分かけて上昇した。


現実的に狙うのは、深海1000m。
釣り物として、これより深いところで、本命が生息することは、困難。

昨年、この水深での釣果は、イバラヒゲと、トウジン属のみ。
いずれは、黒点つき、黄金がかった、紅、もしくはピンク色のアコウをゲットしたいものです。

そもそも、紅色のアコウは、なんで、こんな過酷なところに好き好んで生息しているのでしょうか?

食物連鎖の頂点に立ちながら、あえて厳しいシベリアに住むシベリアトラ。
ネコ科最高地ヒマラヤのユキヒョウ、北の極地、北極グマ、南極海を500m潜る皇帝ペンギンと同じ境地。


2016年3月6日日曜日

大原ヒラメ大会

中潮

大原ヒラメ釣り大会に行ってきました。
前日23時自宅発、現地0時40分着。

会場(水揚場)近くの駐車場で仮眠し、4時20分受付。
船宿は広布号さん。
くじ引きで席を決め、船内に荷物を下した後、5時開会式。


同行は、先週ヤリイカと同様、A氏。
ヤリイカは奮わなかったため、大原ヒラメでリベンジの思惑(おもわく)。

私自身、大原は過去5回、ヒラメは過去2回、いずれもボウズなしで、大原ヒラメは相性のいい釣り物と期待していました。

席は、クジでミヨシ1番2番を引き当てました。今回はA氏に大ミヨシを譲り・・・。

朝1投目、A氏に、船中一発目のヒット!
2kg級があがりました。

船宿のブログにも掲載され、幸先良いスタート。


その後は、魚っ気なしの展開。

やがて、私にもヒット!
で、でかい。ドラグが滑る!

上げてみれば、ホシザメでした。
これが釣れる日は、不漁になりやすく・・・。

このサメをリリースする際、ダイワの汎用仕掛けを失い、イワセの大原横流し仕掛けにチェンジ。

下げ潮8時23分。


ようやく、ヒラメのアタリ。
私も1匹目をゲットし、ボウズを免れました。
チビヒラメ600g

その後、A氏が2.5kg級を追加。


私は、ホシザメ3匹目追加。
不漁を思い知らせるような、ホシザメ攻撃。
おそらく、ホシザメ賞があれば入賞していたかもしれません。

ホシザメ釣りの秘訣は、蛍光緑のオモリ。

11時終了。

お土産にサケ、アジの開きをいただきました。

お弁当と、お茶、とん汁もいただきました。

そして、表彰式。
一匹の重さを競い、各船トップ全員と、その中の上位が表彰されます。
また今年から、1位となった船宿の選手全員も賞品が授与されることに。

入賞者は大体3kg、4kgを超える釣果。

クーラー、バッカン、竿、伊勢海老など、豪華賞品。


数については、アルファタックルでお馴染みエイテック・テスターの井上直美さん&佐藤花音さんが2枚、1枚、シーガー・インストラクターの鈴木新太郎さんは1枚と、当日の渋い状況を語っています。

抽選会では、景品をいただきました。
上州屋ロゴ入りタオル、つり丸ステッカー、シーガーロゴ入りクレラップ。
結構レアモノ

<釣具>
PE1.5号
オモリ50号
竿・2.7mタイドスター
リール・カルカッタ800F
<釣果>
ヒラメ1匹600g。
ホシザメ3匹80cm。

<食>
ヒラメの刺身は寝かしたほうが旨いと思っていましたが、初日でもいけました。
むしろ、アカメ(ヒガンフグ)と比べると、歯ごたえが物足りない感じです。

ヒラメの白い皮と、大原漁港朝市でゲットしたマダコを焼き、すべてポン酢で食しました。