理由は、結束強度と根ズレの心配、取り込むときに、太いリーダーのほうが持ちやすいからです。
ただ、チチワで連結するほうが一般的で、毎回、結びなおす手間が省けるということで、後学のために、「蛇口加工」というのを試すことにしました。
別糸で編みつけ、PEに結び目を作らないため、直線強度が強いとのことです。
作成にあたっては、「深海釣りマニュアル」を参考にしました。
別糸には、ジーンズステッチ糸が必要とのことなので、新宿アルタ近くの、「オカダヤ」という手芸の店で買ってきました。
ミシン糸30番ブラックを購入。
その他、蛍光オレンジ糸、ラメ糸、蓄光糸、刺繍糸など、毛バリに使えそうなマテリアルがたくさんあり、ついでに調達してきました。
<蛇口加工完成形>
(1)リーダーの結びでは、PEラインの保護、糸の馴染みやすさの理由で、あらかじめラインに、白色ワセリンを塗ってから作業しますが、今回も同様。
(2)道糸の先端を、机の脚に結び、先端を10センチ残して、補強糸をリール側に、ハーフヒッチで編みつけていく。
(3)5センチ編みつけたところで、フックにひっかけ蛇口を作る。
(4)手前に向かって、道糸2本をいっしょに、ハーフヒッチで編みつける。
(5)3センチ編みつけたらフックから外し、道糸の先端をハーフヒッチで1回締めて折り曲げる。
(ここでPEに結びを作るのは、強度的に気になるところです。この1点に力が加わらなければ問題ないかもしれません。)
(6)折り曲げた道糸の端をいっしょにし、蛇口方向へ、補強糸で巻きつけていく。(ミッドノットの要領で、編みつけではない)
(7)残り1/3ほどのところで、糸通し用のナイロンチチワ3号を一緒に巻き込む。
蛇口の根元まで補強糸を巻いたら、補強糸先端を、ナイロンチチワの中に通し、ナイロン糸を引き抜くと補強糸の先端が巻きつけた中を通る。
(8)余分な糸を切ったら糸の先に少量の接着剤をつけて、つまみ糸をつけたら、完成。
ですが、
(9)仕上がりが雑なのと、接着剤を使いたくないため、もう一回補強糸で上から巻き、ハーフヒッチと止め結びで結んで、完成。
<強度テスト>
サルカンと連結し、サルカンのもう一方に、ハリス18号を深海結びで結んで引っ張り強度テスト。
ロッドのバット2本に、ロッドホルダーのゴム、ラインを巻き、両手両足で屈伸するスタイルで力をかければ、自分の体重+αまではテストできます。
チチワがすっぽ抜けることはなく、ハリスの深海結びが先にほどけました。
ただし、チチワが凝縮し、チチワの穴が狭まってしまい、サルカンが外せなくなったため、もう一回作り直し。親子サルカンを使用したのが問題。
あと、実用的には、18号ハリス深海結びなら、普通のチチワでも問題なさそうです。
深海結びは、長さを揃え、速く結ぶ上で必要な、強度的妥協点。このボトルネックをおさえておけば、強度に極端に神経質になる必要はないかもしれない。ただ、幹糸の上部は深海結びよりも強度の高い結びで対策しておくのと、あとは、縄切魚対策が課題です。
前回、縄切は、道糸の先端から3メートル上で切られました。道糸の色はグリーン。
今回は、グリーン7mを切り捨て、ピンクにしましたが、チチワの黒とピンクの組み合わせが、縄切魚側の見ようによっては、魅力的にも映ると思われ。
やはり、チチワ直結ではなく、130LBナイロンリーダー5m以上を介そうかと思います。
一昨年、渋谷サンスイで買った、SUNLINE30号大物ハリス(B・G ショックリーダー)をリーダーとして。
切られるときは、100LBでも切られる。ならば、飛距離を優先し、55LBまで落とした中で、使わなくなった、130LB。
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