2018年7月19日木曜日

年取り魚、キンキ、ブリ、シャケ、鯉について

先日、キンキを釣りに行ったときに強くイメージしたのは、秋田の年取り魚であること。
秋田出身のK屋氏は、それを語り、秋田人のキンキンに対する思い入れの深さを知りました。

しかし、同じ秋田出身、M上氏によれば、キンキンは年越しに食べず、鯉を食べるとのこと。

秋田でも、大曲地域と、横手地域では、隣合わせの内陸部でも、文化が違うようです。

一般的に年越し魚は、東日本でシャケ、西日本でブリ。

その境界線は糸魚川静岡構造線にあると言われております。

私の出身地、長野県がその当事県にあたり、長野市のシャケ、松本市のブリ。
そして佐久鯉。

私は、長野市育ちでありながら、両親の文化圏の影響を受け、年取り魚はブリ。
正月には、お雑煮にブリを入れて食べる、皆がそうだと思っていたのに、そうではないことを知り、少し疎外感を覚えた記憶があります。

このブリは、松本の糸魚川が、北陸日本海に通じてることに由来すると教わりました。
昔からの交通網が由来しているのでしょう。

シャケは新潟にあり、シャケと新潟は1200年の歴史に通じているそうで、長野市はシャケ。

松本の糸魚川日本海北陸ブリは、新潟というより、富山寄り。

東日本がシャケなのは、キンキ同様、北海道の影響が大きいと思います。

佐久鯉は、同じ県内にありながら、あまり食べませんでした。
近所に(有)加藤鯉店という、生きた鯉のいる店がありました。

水槽に、大きな鯉やニジマスが泳いでいて、釣り対象魚としての興味から、小学校下校時に必ず立ち寄り見て帰りました。
この店の食としての人気は、鯉ではなく、ウナギで、土用丑の日は、やはりウナギでした。


2018年7月17日火曜日

吉次(キチジ)握り鮨3種

標準和名「キチジ」、一般的にはキンキ、秋田のほうではキンキンと呼ばれる深海魚の握り鮨3種。


上段、右から煮つけ、焼き、生(湯引き)

釣ってきたキンキを冷蔵庫に寝かして2日目の半身をいただきました。

やはり、赤物(メヌケ、キチジ等)は、熱をしっかり通したほうが旨いと思います。
骨の部分も柔らかく、熱を通せば食べられます。

味は、メヌケの子供の味に似て、メヌケの大型よりもくどくないが、しっかりと脂が乗り、焼いてもなかなか焦げ付きません。

煮つけも旨いですが、今回は、焼きに1票。

下段は、右から、イカ、マグロ、ウニ、イクラ、エビ。

寿司ごと買ってきました。

ある料理の先生が言うには、天ぷらと寿司のおいしい食べ方は、プロに任せること、とのことです。

今回は、キンキのネタ部分のみ自前。

2018年7月15日日曜日

平潟沖キンキ

中潮

標準和名「キチジ」、一般的にはキンキ、秋田のほうではキンキンと呼ばれる深海魚を釣りに、北茨城平潟港、第十五隆栄丸さんまで行ってきました。

まだ釣ったことのない深海魚。

1週間前に電話予約、仕掛けや餌などの詳細を聞き、事前準備

集合2時のため、前日10時30分に出発。
湾岸から、新しく開通した外環自動車道を利用し、常磐自動車道へ。
だいぶ便利になったと思います。

平潟港に到着し、2時受付開始。
座席はクジ引き。
ビリヤードの玉を選び、選んだ数字で決まります。
私は、末広がりの8を引き、左舷ミヨシから2番目の席へ。

キーパーをセットし、出発。
キャビン前部の座敷で仮眠し、2時間ほどかけて、ポイントへ。

明るくなってから釣り開始。

オモリは、400号を使用するとの指示。

投入はトモからの投入。
まず、事前にテンビン吹き流し仕掛けを水面に入れ流しながら、船長の合図を待ち、トモから順番にテンビン&オモリを投入していくスタイル。

水深500m以深、ラインは650m出ました。

1投目は、トモ側のお客さんが大きい本命をゲット。他でも3匹上がっていたようです。
私は右舷とオマツリし、仕掛け交換。
2投目の流しはミヨシのお客さんが本命をゲット。
3投目では、再び右舷とオマツリ。
しかし、右舷側で回収してもらうと、私の仕掛けに1匹ついていたとのこと。
23cmと、小さいながら、初キンキゲット。

オレンジのタコベイトがついたイカタンに食っていたようなので、以降、同様のパターンをメインとしました。

4投目~5投目、周りで本命が上がるものの、調子がいいとは言い難い状況。

根掛かりのような感触がありドラグを閉めて巻いていると、右舷とのオマツリが判明。
このオマツリの糸に絡まり、イバラガニモドキ(タラバガニの親戚)が上がりました。
船宿写真より。このカニに絡んだPEラインは、右舷2名と左舷の私。
いずれも、シマノ・ディープソルジャー(旧型タイプ)の竿を使用。
私のラインは100m残っており、右舷で上がったため、権利放棄。

6投目でも、潮が動かず、次、アブラボウズをやるとのこと。

2本バリ胴付き仕掛けとエサが配られ、次の準備をしながら、6投目キンキのアタリを待つことに。

すると、微妙なアタリがあり、上げてみると、赤い個体がついていました。
34cmゲット。1匹目同様、イカタンとオレンジのタコベイトにヒット。

続いて、アブラボウズの釣りへ。
ゴツイ2本針に、かなり大き目のゲソをつけ、持参のタコベイトを装着。
船べりマグネットにセットし、投入。

残念ながら、船中、アタリなし。
1匹アタリが出れば、以降、続いてアタリが出るようなのですが。

LTキンメタックルに、巨大アブラボウズがかかったらどうしようか正直不安だったので、少しホッとしました。
アブラボウスは、いずれ、対応のタックルで臨みたいと思いました。

もう1回、キンキを流して、釣り終了。

<釣果>
キンキ23cm、34cm

<釣具>
竿:シマノ・ディープソルジャー205 I
リール:シマノ・ビーストマスター9000
PE:シマノ・PowerProデプスハンター 8号 920m
テンビン吹き流し5本針、幹65cm12号、枝29cm12号、針17号
オモリ:鉛400号
エサ:今回はイカタンとオレンジのタコベイトにヒット
タコベイト:下田漁具サイズ4オレンジ(羽2~3本分にカット)

<食>
秋田出身のK屋氏から聞いた食べ方を、23cmキンキで試してみました。
まず、キンキを焼いてから、

味噌汁に入れて出来上がり。

適度に脂が乗り、クリーミーな味わいです。

秋田では、年越しになると、1匹4000円のキンキを家族人数分買い、魚屋さんで焼いてもらってから、味噌汁に1人1匹入れて食べるとのこと。

2018年7月14日土曜日

深海釣り準備

3連休初日の関東地方は37度の猛暑。

まだ釣ったことのない深海魚を求めて、もうちょっと涼しいところ、北方面へ。

<事前準備>

片テンビン吹き流し仕掛け5本針。
水深400m~がポイントとなるため、これを意識したテンビンをチョイス。
近所の釣り具屋さんで、シロギス天秤のヘビー版のようなタイプのものを見つけ、460円で調達。
オモリをつける部分がバネで固定するタイプ。
主に60cmの他、根掛かりに配慮し予備も3個用意。
マダイ用で使用されるもの等。

テンビンの仕掛け連結部分のインター付きスナップを破壊して外し、40号ナイロンを短くつけ、クロスロックスナップを接続。

ここに、親子サルカンから始まる吹き流し仕掛けをつける仕様としました。

吹き流し仕掛け5本針を最低6セット、今回は10セット用意。
幹・枝12号、ムツ針17号5本、全長3m以内。

さらに、大型ゲスト狙いの胴付き仕掛け7本針を1セット。
幹22号、枝14号、捨て糸12号、針18号。

今回、試しに調達した12号ナイロンライン1000mが、ソフトでクセがつかず、カセ巻きよりも扱いやすく、外掛け結びも、深海結びも、結びやすかったため、12号を多用しています。
漁業者専用プロライン

オモリ
水深に応じて、300号、350号、400号を使い分け。
予備の300号の他、50号中オモリ2個を用意しました。

水中ライト
前後はケブラーノット15号で補強したナイロン40号。

自前で用意する餌は、ストックのマサバ1本、市販サンマエサ、ワタつきイカタン、イカゲソ。

楽しみです。

釣行記へ。

2018年6月30日土曜日

東京湾夜メバル五目

大潮

夜メバル五目を釣りに、金沢漁港横内丸さんまで行ってきました。

同行はA氏。

席決めのクジ引があり、裏返したトランプのカードを引き、数の若い順で席をとります。私は、末広がりの8番を引き、右舷、トモから3番目の席へ。


明るい時間は、近場の風裏で、LTアジ。

入れ食いのペースで、何匹もバラシながら、小アジ20匹、サバ2匹ゲット。

日が暮れてから、メバル・カサゴのポイントで胴付仕掛けの釣り。

この釣りは、30分間と短時間でしたが、カサゴの活性は高く、根掛りでオモリを3個ロストしたものの、7匹ゲットすることができました。
残念ながら、今回もメバルを釣ることはできませんでした。

A氏は、メバル3匹混じり、後で1匹いただこうと思ったのですが、小さいので、大きいカサゴを1匹だけ残して、リリースしてしまったとのこと。

<釣果>

アジ20匹、マサバ2匹、カサゴ7匹

<釣具>
(アジ)
ビシカゴ40号
ロッド・ダイワリーディングスリルゲーム 73MH
リール・シマノフォースマスター300・PE2号150m
餌:船宿支給アオイソメ、持ち込みバイオイカタン、オキアミ
アジ仕掛け2本針
(メバル、カサゴ)
竿:夢人 メバル 240(10号~20号負荷)
リール:ダイワ スパルタンRT TW 100XH-L
PE 0.8号
夜メバル胴付き3本針
オモリ15号
餌:船宿支給サバ短冊

<食>
23時45分現在、これから、魚をさばくところです。

(翌日)
天ぷら。
今回は、天ぷら粉に、炭酸水を加えてみました。
細かい気泡が出て、衣のサクサクさが増します。

フライもやりました。

このアジはアジフライが一番合います。

アジは塩水につけて、臭みをとるのですが、今回は省きました。
この臭み、臭味が旨い。

甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味、うま味の他、

臭味。

サバも、少し血がついていたほうが旨いのと、ハゼの天ぷらが旨いと感じるのは、この臭味ではないかと・・・。

(道具)
天ぷら鍋は、油跳ねカバーと温度計がセットになったものを利用しています。

このカバーに、揚げ物が、ひっかかることがあったので、外して使うことにしました。

このため、温度計用のステーを、ステン洗濯バサミを折り曲げて流用。


2018年6月22日金曜日

東京湾イサキ

小潮
梅雨になると、釣行したくなるイサキ。

2014年から、毎年、釣行していますが、平日に行くことが多いです。

理由は、梅雨の時期、雨天が、土日に重なること。
直前の予報を見て予約しても、土日は一杯で予約が取れないため。

今年も、予報と仕事の状況を睨みながら、単独、金曜日に休みを取り、前日予約しました。

いつもは、千葉、房総方面に行くのですが、今回は、金沢八景一ノ瀬丸さんへ。

LTイサキ五目、オモリFL60号。

PEは3、4号推奨ですが、竿と竿に合う電動リールの都合で、PE2号150m仕様で臨みました。

座席は右舷トモから2番目。
適度なゆとりがあり、右側オオドモは、今回はじめてイサキを釣るというお客さんと、左側は本格的な感じの女性のお客さん。

ポイントに着き釣り開始。
一投目は不発。
次は、アジ狙いに移動し深場80mのポイントへ。

ここでは、入れ食いの感じでアタリがあり、大アジが釣れました。
しかし、オマツリが多く、毎回、仕掛けを交換することに。

アジ2本針を使用し、5匹ゲット。

その際、オマツリですれて、PE2号が、先端10mの位置で、あっさりと切断。
テンビンとFL60号を失いました。

予備を持っていないので、船で借りて釣り再開。
再度失った場合は、金3000円ということなので、慎重な釣りを心掛けることに・・・。
やはり、こういうことがあるから、ハリス1.5号でも、PEは3号、4号推奨なのでしょう。

次に、イサキのポイントへ移動。
イサキは、上手に誘わないと相当に手ごわいと、船長がアナウンス。

アナウンスどおり、ここでは、相当、苦戦する釣りとなりました。

私が知っているイサキは、タナに合わせておけば、餌なしカラー針に2点、3点と喰ってくる魚。

しかし、ここにいるイサキは、種類が違うイサキのようです。

ウイリーで上手に誘わないと、喰わないようです。

南房ムツ針仕掛けに、オキアミ餌をつけ、いろいろ誘ってみたのですが、喰わず。

釣れたと言われるタナに合わせ、置き竿でアタリを取る釣り方で、なんとか4匹釣れました。
全て、置竿、オキアミにヒット。

置竿に、ジャンボイサキのアタリが2回ありましたが、いずれもドラグ設定がきつく、ハリスが瞬殺、残念でした。

<釣果>
アジ5匹、イサキ4匹

<釣具>
サニービシFL60号
ロッド・ダイワリーディング スリルゲーム 73MH
リール・シマノフォースマスター300・PE2号150mに巻き替え

<食>
当日夜は、軽くチビイサキの塩焼き。
明日は、天ぷらにしようと思います。
最近、天ぷらに凝っていて、先日も、店で揚げ方を観察したので、是非、試したいところ。

翌日、さっそく、天ぷらに。
(具材)
なす、イサキ3枚おろし、アルゼンチンエビ、にんじん、グリーンアスパラ

(天ぷら粉)
薄力粉 60g
水 100cc
卵黄 4g(1/5個)

(揚げ油)
ごま油400cc、コーン油600cc

(温度)170度~180度

(揚げ方)
・具材をキッチンペーパーで覆い水分をとり、冷蔵庫で寝かす。
・打ち粉をつける。
・天ぷら粉につける。
・油にネタを往復させながら投入。
・魚については、浮いてきたところで、天ぷら粉を振り、若干の花を咲かす、というのをやってみました。

(道具)
今回は、天ぷら専用トングを利用してみました。箸を使うよりも型崩れしないと思います。

余った卵で、フライもやってみました。

小ぶりな大アジを利用しアジフライ。
味は、やや大味。
ソースもいいですが、天ぷら同様、ぽん酢も旨かった。

イサキは、フライよりも、天ぷらのほうが好みの味でした。

2018年6月16日土曜日

ロッドケース for ルーフキャリア

クルマのルーフキャリアに、ロッドケースを取り付けてみました。

荷台から助手席にまで到達するワンピースロッド。
長尺の竿は、居住空間に影響します。
不注意にシートを倒したときや、クーラーボックスなどの荷物が移動し竿にぶつかった時のダメージも心配です。

天井から吊るす方法は、天井空間への影響、剛性など確認すべき点があり、今回は見送り。

もうひとつ、ルーフキャリアに取り付ける案があり、試行してみました。

1.PLANO プラノ #35102 ロッドケース

・空輸に使えるロッドケース。
・ワンピースロッド1本、ツーピースロッド1本、計2本程度の利用を想定。
・長さはアジャスタブル、147~269.2cm
・外直径7.6cmチューブ
・2.59mのロッドまで収納可
・ロッド先端保護クッション付
・ロック機能
・フタ部分に、ワイヤー、南京錠などをつける穴が開いています。
(取付例)
ABUS 真鍮南京錠 EC75/30 KD ディンプルシリンダー(ドイツの会社
ツル径:5mm(6mmでもいけそう)、本体幅:30mm
本体最小20mm幅でもいけますが、ワイヤーなどをツルに追加する場合は、余裕がありません。ツルは鉄製焼き入れ。プラスチックのパイプを切断されたら終わりですが。

・内側は、ホームセンターで売っている緩衝材等で、竿を保護する必要があります。
・竿が内部で前後する衝撃については、竹などの添え木に竿を、ヒモ、マジックテープ等で固定し対策することになりそうです。


2.取付器具 THULE スーリー マルチパーパスホルダー TH855

・カヤックのオールなど10㎝径までを想定し設計されています。
・釣りでは、タモの柄、ギャフ、ロッドなどの長尺の棒状の物や、ロッドケースなどに利用できそうです。
・盗難防止等、鍵でロックできるようになっています。

取り付けた感じは、問題なさそうです。
竿袋に入れた竿も固定できましたが、長距離、高速、盗難対策を考える場合は、避けたほうが良さそうです。