先日、キンキを釣りに行ったときに強くイメージしたのは、秋田の年取り魚であること。
秋田出身のK屋氏は、それを語り、秋田人のキンキンに対する思い入れの深さを知りました。
しかし、同じ秋田出身、M上氏によれば、キンキンは年越しに食べず、鯉を食べるとのこと。
秋田でも、大曲地域と、横手地域では、隣合わせの内陸部でも、文化が違うようです。
一般的に年越し魚は、東日本でシャケ、西日本でブリ。
その境界線は糸魚川静岡構造線にあると言われております。
私の出身地、長野県がその当事県にあたり、長野市のシャケ、松本市のブリ。
そして佐久鯉。
私は、長野市育ちでありながら、両親の文化圏の影響を受け、年取り魚はブリ。
正月には、お雑煮にブリを入れて食べる、皆がそうだと思っていたのに、そうではないことを知り、少し疎外感を覚えた記憶があります。
このブリは、松本の糸魚川が、北陸日本海に通じてることに由来すると教わりました。
昔からの交通網が由来しているのでしょう。
シャケは新潟にあり、シャケと新潟は1200年の歴史に通じているそうで、長野市はシャケ。
松本の糸魚川日本海北陸ブリは、新潟というより、富山寄り。
東日本がシャケなのは、キンキ同様、北海道の影響が大きいと思います。
佐久鯉は、同じ県内にありながら、あまり食べませんでした。
近所に(有)加藤鯉店という、生きた鯉のいる店がありました。
水槽に、大きな鯉やニジマスが泳いでいて、釣り対象魚としての興味から、小学校下校時に必ず立ち寄り見て帰りました。
この店の食としての人気は、鯉ではなく、ウナギで、土用丑の日は、やはりウナギでした。
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