主に深海釣りマニュアル、その他、大図鑑、WEBより情報収集。
<メヌケ類、メヌケ/アコウ>
名 | 背鰭 棘数 |
尾鰭 くぼみ |
眼窩 下縁棘 |
銚子 以北 |
銚子 以南 |
備考 |
アコウダイ | 13 | あり | 2棘 | メヌケ | アコウ | 大型(3、4kg以上)あり |
ホウズキ | 12稀に13 | なし | 3棘 | 額の棘が目立つ 紅白模様も |
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アラメヌケ | 13 | あり | 3~7棘 | 茶色がかったアコウ 頭に3条の暗色黄帯 |
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バラメヌケ | 13 | あり | なし | 頭に3条の暗色黄帯 銚子以北のメヌケ類 |
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オオサガの若魚 サンコウメヌケ |
13 | あり | なし | オオサガの若魚 口内が黒い ベニアコウ |
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オオサガ コウジンメヌケ |
13 | あり | なし | オオサガ ベニアコウ 口内が白い 大型 黒斑つきも 深海1000mまで |
<考察>
・食評価はどのメヌケ類もよく、親潮の影響を受ける北のほうが、脂の乗りが良い。
・オオサガ、アコウダイなどを、銚子以北では、バラメヌケと呼ぶ場合あり。・バラメヌケは、暗色黄帯で見分けるのがポイントか?
・アラメヌケの外観は、わかりやすい。
・3、4kgを超えるメヌケ類は、オオサガか、アコウダイの可能性が高く、識別は、眼の下の棘(トゲ)のあるなし。
・ひとまず、大きさで、見分けるのがポイントか?
・紅白模様は、ウロコが擦れた場合にもできるため、ホウズキを決定づけるものではない。
・ホウズキの識別は、尾びれの形状。
・オオサガは標準和名。サンコウメヌケは、DNA鑑定から、オオサガの若魚であると、2003年にロシアで発表されているが、漁業者は長年別種としてきており、この呼び名、和名も健在(2016年現在)。
・ベニアコウは、オオサガ(コウジンメヌケ、サンコウメヌケ)を指すが、深海500~1000m、ヘビータックルで釣る、全身橙赤(黒斑つきが3割混じる)の大型魚のイメージが強い。
・ベニアコウの体型はアコウダイよりも胴長で、色合いに違いがあり。
・眼窩下縁棘(棘なしか、棘ありか、棘の数) 眼の周りを指でなぞって小さい棘を確認する。
・尾びれのくぼみ(ホウズキ以外)
・頭部の棘
頭部にハの字の棘は、アコウダイ、メヌケに存在。
オオサガは額の棘は目だたない。アコウダイは少し棘があり、ホウズキは棘が目立つ。
写真は、アコウダイ。
・アコウダイの棘の位置
①涙骨(唇にかかる棘)の棘が目立つのも特徴だが、涙骨自体は、ベニアコウにもある。
書物に記されているのは、①涙骨と③第3眼下骨の眼窩下縁の棘。
2匹釣ったうちの小さいほうを冷凍庫から取り出して、確認できました。
写真での判別は難しく、目の周り下縁を指でなぞると、小さい棘が確認できます。
目の下の②と④の位置に、小さい棘。
・ベニアコウの涙骨
ベニアコウは、釣れたら、外観、細部、食味を、よく見たいと思います。
以下ベニアコウ
額にハの字の棘があるもののすっきりしていて、棘が少ない。
アコウは、鼻の穴の下部が、上部と比べ小さいのに対し、ベニアコウは上部と同程度の大きさ。
口の中は、黒というかグレーでした。サンコウメヌケの特徴。
味は、濃厚。焼くとギンダラ系。味噌仕立ての鍋が旨いです。
以下は比較的新しく発見されたメヌケの種、ヒレグロメヌケ。
将来、記事が削除されるといけないので、保管のためにコピーを掲載。
寿命100歳を超え、1メートルを超える。
ヒレの先が黒い。
アラスカの他、日本にも北海道、岩手沖に生息。
オオサガ、コウジンメヌケがメヌケの親分なら、これは、メヌケの元老院、長老。釣りたいです。
南房ベニアコウ3回目(2018/3)
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